20241221

 冬至。今日を境に段々と日が長くなると思うと嬉しい。改めて空を見上げると、16時前に日が傾いて沈もうとしていた。とは言え、ここ最近では割と暖かく感じた。
 ゲーテ『親和力』(柴田翔訳、講談社文芸文庫)を読んだ。19世紀のドイツを舞台にエードゥアルトとシャルロッテ夫妻と、その屋敷に呼び寄せられて滞在する大尉とシャルロッテの姪オッティーリエの四人を中心にした人間模様を描く。タイトルとなっている親和力とは、。司祭のミットラー、建築家、オッティーリエの妹、小間使いのナンニイと周囲の人間が彼らの関係性に決定的な働きをするところも面白かった。

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