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大河ドラマ 『どうする家康』

1年間、松本潤とつきあってしまった。大河ドラマの完走は『西郷どん』以来。当初の臆病な家康から成長して、「悪家康」になっていく様子は立派としか言いようがない。

■豪華な脇役
このドラマが始まったときは、旧ジャニーズ事務所の力が強かったので、豪華な脇役が配された感じ。(織田信長に岡田准一)松本潤もアイドルの香りが残って、脇役たちに頼る場面が微笑ましい。この脇役たちの退場時期が、旧ジャニーズ事務所問題とダブって見えて、人が離れていく事の切なさが増した感じ。

■現実とのリンク
純真な家康から悪家康になる過程で、露呈した旧ジャニーズ事務所の問題。この問題と天下を取る家康(松本潤)の奮闘が重なって見えてしまった。「撮影外でも大変だろうに」 「紅白審査員落ちて、スタッフに慰められてたかも」みたいな、撮影外の状況を察してしまい、後半は「負けるな松本潤」みたいに応援してました。 

■天下とりはジョン・レノン
「戦のない世をつくる」と何度も口にする。妻の瀬名も、ジョン・レノンの「イマジン」みたいな事を言い始める。大河ドラマと歴史は違うと分かっていながらも「それもアリなんじゃない?」と思わせた、松本潤の変化は凄い。前に見た『西郷どん』は、鈴木亮平は西郷どんの霊を背負ってた感があったが、松本潤は家康の霊を背負わず、自分を貫き通した感じ。


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