
映画 『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』
マイルドになったジョニーとイングランド
諜報組織MI7の情報がハッキングされて、古参諜報員のジョニー・イングリッシュが呼び出される。
ローワン・アトキンソンのカーマニアぶりは有名だが、3作目をつくるあたり忖度した内容になっている。スパイが好むアストンマーチン、悪っぽいヤツらはレンジローバーとか、ある意味クルマが主役なのかもしれない。

ローワン・アトキンソンとベン・ミラーの自他虐ギャグもマイルドになり、豪華キャスト脇を固めて、国際的なマーケットを意識した映画になっている。日本だと英国通だけが笑えた「隠しギャグ」みたいなモノが消えた感じ。

オルガ・キュルリレンコ
ローワン・アトキンソンと相当に衰えている感じで、途中で体力増強剤によるダンスシームもあるけど、ちょっと悲しい感じになった。最後は絶対にイギリスバンザイになるのは、当然として…移民の急増でいつまでアングロサクソンの国でいられるだろうか?そこを揶揄した作品が生まれてこないのが、逆に心配になる。