お金の貯まらない海外駐在員の特徴
ふと思い返してみると、もう長期短期合わせて5度の駐在を経験しています。通算6年弱。
大型の駐在先だと稀に昔同じ駐在先で働いたことがある人がいたりするんですが、大半は初めまして。
そこで色んな人と交流してわかったお金の貯まらない海外駐在員について共通点が多々あったので、記載していくので誰かの役に立ったら幸い。
①現地のしょうもないレジャーにお金をかける
日本と違って海外で生活をし始めると初めは真新しさも助けて、色々出歩いたり、小旅行に出たりします。加えて、駐在先に慣れたあとに寂しさや退屈を紛らわすために、大して行きたくもないようなこところに行ったりする。
ですが、まぁこれが結構しょうもなかったりします。
そもそも日本で知られているようなところを除き、海外の例えば地方都市のレジャーなんてぶっちゃけたかがしれているって普通に考えればわかる話。これってコロナ禍のあとに日本の地方に何度か足を運んだことで身を持ってわかったことですが、実は日本も同じ。
それこそビーチでゆっくりしたり、スポーツや釣りといったものだと世界共通ですが、それ以外は正直大したことがない、というのが私の中の結論。
②余計な家具・家電、嗜好品の購入
これもよくあるもので、日本に持って帰るつもりで購入するものであれば話は別ですが、そうではないもので現地で家具や家電を買い集める人は意外といます。
日本人の多くに必須の炊飯器とかならわかりますが、それ以外のものでやたらと色んなもの買う人、意外といます。
例えばもう捨てて帰るのに高価な掃除機を買ったり、もう持っているのに大型テレビを買ったり、筋トレマシーンを買ったり、服や靴を何かあるたびに買い増したり。
ここらへんをするとせっかくの蓄財のチャンスである駐在でまったくお金が貯まらないので要注意です。
これは駐在あるあるですが、駐在先に面識がある上司や先輩、仲の良い同期や後輩がいて先に帰任になるのであれば大概不要になったものがもらえます。かくいう私も家電や家具、調理器具、残った食材等々は欲しい人がいたら積極的に帰任が決まったら譲ってました。
③休暇で帰国して意味不明な豪遊
これは特に若い人に多いもので、休暇で帰国したときの豪遊です。
私も経験がありますが、結構な額をたったの2週間程度の休暇中に数十万円、中には100万、200万円を一気に使う人がいます。
個人的にはものに残すのであればまだわかりますが、夜の店やタクシー移動、個人の旅行にビジネスクラスといったムーブを平然とぶちかます人がいます。
人生経験として一回はやってみるのもいいかもしれませんが、海外駐在は社会人生活に偶然訪れたボーナスタイム(仕事はたいてい辛いが)だと捉えて、よく考えてお金を使う必要があります。
ざっと思いついたものを列挙しましたが、なんでこんなこと記載しているかというと、後になってかなり後悔している人に社内で出くわすからです。(社内や業界内の傾向として「どこにどれだけいってたか」というのは共通の話題としてよくあがるから)
よく聞く要因は、
・あのときはまた次の機会がすぐ/少し経てば来ると思っていたが、結局ほとんどなかった。(社内都合による機会の共有・分配)
・次の機会はあったんだが、前よりも待遇が良くなくてそのまま終わってしまった。(駐在先の待遇は必ずしも同じではない)
・次の機会がないまま国内部隊に異動した/ラインマネージャーになってしまい、もう行く機会がないことがほぼ確定しまった。
などがある。
特に一度ラインマネージャーになってしまうとその数年はほぼほぼ駐在の可能性はなくなります。そこで歳を重ねると次の機会があったとしてもそのランクで行ける人は一握りになることが多く(当然立場が低い人のほうが行きやすい)、機会を逸することになります。
そんなところです。また何かあれば記載していきます。
カンダ