ヒラ公務員欧州へ行く8 ~ミラノ万博3~
2015/9/14 mon 風邪の状態:★★★★(かなり悪し)
イタリアミラノ市 ミラノ万博会場
南米の料理を・・・と探す前に、どっと疲れが襲ってきました。さすがに風邪の身で一日中歩くというのは無謀すぎたのでしょう、どこかで休もう…とベンチを探しました。
人通りの多い場所は当然ゆっくり休めるようなベンチもなく、なるべく会場のメインストリートから離れた場所を探し、近くに小川の流れるベンチを発見しました。
万博の会場はもともと公園か何かなのでしょうか、少し緑が多いようなところが近くに見受けられました。そこのベンチに座ってたのですが、疲労のあまりついには横になりました。
眠ったわけじゃありませんが、寝転がって身体を休めたかったのです。時間は18時くらいですが、イタリアの18時はまだまだ明るいので特に危険もありません。そこから実に1時間くらい横になってました。こんな感じです↓
死んでる?と思われても仕方のないフォームです。
寝転がりながら撮った写真がこちら↓
イタリアまで来て、万博にまで来て1時間も外で寝転がってたって…一体何してるんだよ!と思われますか?
まったくの同感です。
とりあえずイタリアの空はきれいでした。
多少なりとも回復した私は再び立ち上がり、南米の肉をもとめてさまよい歩き始めました。
南米にはウルグアイという国がありますが、ここは牛肉を日本の10倍消費する国なんだそうです。以前テレビで見たのですが、ウルグアイの中産階級以上の家では庭にバーベキューセットを備え付けていることが普通で、そこで焼くのはお父さんの仕事だそうです。お父さんの仕事というところはどこの国も同じですね。その時見た牛肉料理がとても美味しそうだったことを覚えてました。そういうどっかりしたステーキを食べて元気になろうと思い、ウルグアイの建物に辿り着きました。
が、ほかの皆さんもウルグアイの肉料理が美味しいと知っているのか、お客さんが一杯で入れませんでした。待つ元気も時間もありません。ちなみに写真を撮る元気もありません。仕方なく、同じ南米のコロンビア料理を食べることにしました。
コロンビアのパビリオンに着き、他の物には目もくれずレストランに直行しました。内装はなかなか素敵です。メニューを見てもよくわからないのでやはり適当に注文したコロンビア料理、期待するほど肉々しいものがありませんでした。頼んだものを完全に間違えました。
この国のスタイルなのか、ワンプレートに料理が全て載っています。繰り返しますが写真はありませんので想像してみてください。中味は豆の混ぜご飯、サラダ、薄い肉のスライス、小魚を揚げたもの、そして干し芋のスライスです。
コロンビアの方には申し訳ないですが、本当に申し訳ないんですが、なんだか地味です。しかも全体的に硬い食感のものが多く、やたら噛む回数が多かったです。ずっと噛み続けている感じです。日本と違いお冷なんて出てきませんので、一緒に頼んだフルーツジュースの援護射撃を受けながらなんとか食べきりました。肉による風邪打倒作戦は、失敗に終わりました。風邪の時は消化しやすいものを食べるべきという当たり前のことに、この時改めて気づかされました。
そののち、なんとなく歩いてるとアフリカのベナンのパビリオンにたどりつき、そこで彼らの伝統の音楽とダンスを見ました。とてもリズムが速い激しい曲でしたが、めっちゃかっこよかったです。アフリカの音楽やファッションて、なんだか好きなんですよね。
いろいろトラブルというか、自滅?もありましたが、自分なりに万博を楽しむことはできました。ただ、この万博への参加で悔いがあるとすれば、体調はもちろんですが一日しか観る時間をとらなかったことです。とてもじゃありませんが回り切れません。前述のとおり会場の広さは110万平方メートルで東京ディズニーランドの2倍以上と広大で、どう考えても最低3日は必要です。次回万博は2020年にUAEのドバイで開かれます ※ ので、ぜひともリベンジしたいと思います。万博はまるで世界一周をしたような気持ちになれる、そんな素敵な空間です。興味のある方は豊かな国UAEのドバイで開かれる万博、ぜひ行ってみてください。
※この記事は2016年に作成したものをもとにしています。ドバイ万博の会期は1年延期となり、2021年10月からとなりました。また、2025年に大阪での万博開催が最近決まりましたね。どちらも行ってみたいです!
↓ ヒラ公務員欧州へ行く1~7はこちら
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