(HKO第34話)イギリスにサッカー観に行ったら選手がめちゃめちゃラグビーに敬意払ってた話
↑ 前回の記事はこちら
-----------------------------------------------------------------
2015/9/20 Sun 昼 イギリス サウザンプトン
プレミアリーグ サウザンプトン vs マンチェスターユナイテッド
サウザンプトンまで来たはいいものの、そもそも吉田麻也選手が試合にでてくれるのか少し不安でしたが、先発出場になったようで安心しました。
サウサンプトンの選手たちが練習のためフィールドに出てきました。吉田選手に「まや~!」と声をかける日本人女性もいたので、選手はクラブの日本人ファンを増やすことに貢献しているようです。
試合前に大きな会場モニターに、ツイッターで寄せられたファンのメッセージが表示されてました。
中には「うちが3対1で勝つ!」というものもありました。
1点は取られるのか。と思いましたが、相手は超有名チーム、マンチェスターユナイテッドですから仕方ありません。
(ちなみに香川真司選手はすでにユナイテッドを去った後でした)
開始15分くらい前から急に席が埋まりだし、満員となったころ試合開始。
開始20分ほどだったでしょうか、サウサンプトンが見事に先制しスタジアムが歓喜に揺れました。
決めた選手が歓喜の中、何かを抱きかかえる仕草をしながらゴール脇のラインに頭から飛び込むパフォーマンスをしていました。
なにそれ?
そこから少し経って気づきましたが、あれはラグビーワールドカップ開催中ということでラグビーのトライを表現していたんです。
ラグビーは競合だ!と睨むでもなく、サッカー選手も大会に敬意を表して歓迎しているんだなと感じて(あとから)感動しました。
出典元:Manchester United Official YouTube Channel
先制したものの試合は結局2-3の負けで終わりました。
この旅行では初めての負け試合(基本ホーム側を応援しながら見るスタイル)でしたが、惜しいシュートもありましたし面白い試合でした。
クラブの愛称、セインツ(聖者たち)にちなんでこのチームでは「聖者の行進」が歌われるのですが、それも聞けて良かったです。
出典元:Manchester United Official YouTube Channel
ミラノ、ローマ、ロンドンで見た試合と比べても、とてもアットホームな雰囲気でした。
帰り、サウサンプトン駅の裏にスタバがあったのですが素通りし、プリングルスを食べながら駅のホームで電車を長い時間待ちました。
ここは地方都市なのでとても静かで、高い建物もなく夕焼け空も広いです。海外で食べるプリングルスって塩辛いなあ…なんて思いつつ、高く広がる空の下ぼんやり電車を待ち、ロンドンへ戻りました。
いよいよ明日の夜、日本に帰ります。
(つづく)
↓ この連載「ヒラ公務員欧州へ行く(HKO)」のこれまでの記事はこちら