ヒラ公務員欧州へ行く1 〜旅立ち〜
ぼくの人生に大きな影響を与えた2015年欧州一人旅の珍道ちゅ…旅行記をNOTEで公開します。県庁職員全員に配布される「県庁坂」という週刊のチラシに2016年から掲載していたものです(発行者の方にたまたま旅行の話をしたら連載を依頼されたのです)。お暇なときにご覧ください。
--------------------------------------------------------------------------------
ぼくは旅行が大好きです。今まで国内旅行は何度となく行きましたが、そろそろ一人で外国行ってみようかな…と思い始めたのが2015年の7月頃でした。
行き先は色々考えました。今まで外国は現地に住む親戚を頼ってカナダ、卒業旅行でオーストラリアに行ったことがありましたが、やっぱりヨーロッパに行ってみたい!と思い、9月の連休に夏休みを丸々くっつけてイタリアとイギリスに行くことに決めました。
ツアーでなく、完全自己責任の初海外一人旅。英語喋れません。イタリア語はもっと喋れません。旅行というより冒険に行く気分です。往復の飛行機を予約確定したときは「うわ…ほんとに行くんだ…」と、自分で決めたのに頭かかえてびびる自分がいました。Xデー(出発日)が近づくにつれて、海外一人旅をした人のブログを読んだりしてモチベーションを高める(もとい自分を励ます)日々を過ごしていたことはここだけの秘密です。
行程は成田空港からベネチアに入りミラノ→ローマ→ベネチア→ロンドンです。今の時代便利なもので、ネットで飛行機やホテルはもちろん現地の高速鉄道や高速バスもすべて予約できました。大好きなサッカー観戦も予定に組み込んで、そのチケットも購入しました。
実家から大きなトランクを借りて、服も電源プラグも用意して、ポケットwifiもレンタルして海外旅行保険にも入り両替も済ませ…よし準備万端、完璧だ!行くぞヨーロッパ!そう胸を躍らせ意気揚々と迎えた出発日当日。風邪をひきました。
飛行機はモスクワへ9時間のフライト、そこで3時間半待機した後イタリアへ飛び4時間かけ到着というスケジュールです。逃げ場のないエコノミークラスとロシアの空港で風邪をこじらせたまま過ごす16時間半がどれだけ過酷か。少なく見積もっても地獄としか思えません。
大きな期待ともっと大きな不安を抱えながら、私の初めての海外一人旅は幕を開けたのでした。
↑成田空港。風邪をひきながら、がんばって撮りました
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?