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(HKO第33話)サウザンプトンで駅からスタジアムへ歩いただけでも割と楽しかった話

↑ 前回の記事はこちら
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2015/9/20 Sun 昼 イギリス サウザンプトン
プレミアリーグ サウザンプトン vs マンチェスターユナイテッド

 ロンドンから電車で二時間かけ、サウサンプトン中央駅に到着しました。

 イギリスは天気が悪いといいますが、この二日間は好天に恵まれました。

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↑ 晴れた!


 イギリスはフットボールの生まれ故郷にしてスポーツ先進国ですから、スタジアムはみんな街中&駅チカにあると思っていました。

 でも実際行ってみたら、サウサンプトンのスタジアムは駅から歩いて30分かかるところにあることが分かりました。

 長崎のスタジアムは諫早駅から25分てとこなんで、実は長崎の方が若干でもアクセスがいいんです。

 これには何気に驚きました。

 ただ、途中芝生が青々と広がる公園を横切ったり、石造りのホール(後から調べたら市議会場でした)の前を通ったり、お店がたくさん並んであったり…と、歩いていて楽しめるような道が観客の動線となってました。

 じっさい歩いてて、観光として目立つ風景とかじゃないんですけど、結構楽しんで歩けました。

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 試合の一時間半前くらいに会場に着きました。

 スタジアムはもちろん立派だったんですが、これまで見てきたところと違って割と街の端っこに造られています。

 近くに工場が見え、周りは人が住んでいるという風景ではありません。これからここに3万人くらい人が集まることはちょっと想像がつきませんでした。

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 着いてすぐスタジアムにあるグッズ販売店に入ってみると、選手の大きな写真がところどころに貼ってあり、その中にちゃんと吉田麻也選手の姿もありました。

(あとで調べたら、結構チームの中では古株だったみたいです)

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 やっぱり日本人選手でしかも同郷の人が遠いイギリスで、こうやって大きく扱われているのは嬉しいものです。

 外に出て周辺を歩いていると、ぽつぽつ立ち並ぶ屋台の一つから、40代の女性が大きな声で呼び込みをかけていました。

 たぶん「いらっしゃいませー!うちのポテト美味しいですよー!おひとついかがですかー!!」みたいなことを言ってるんだと思います。

 ぼくはてっきりああいう呼び込みは日本ぐらいしかしないと勝手に思っていましたから、これはちょっとした衝撃でした。

 イギリス人は仕事熱心なんだなぁと感じました。

 席に着き、最初びっくりするくらいほかの席はガラガラだったんですが、試合がちかづくとみるみる埋まっていきました。

 さあ、もうすぐキックオフです。
(つづく)

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↓ この連載「ヒラ公務員欧州へ行く(HKO)」のこれまでの記事はこちら


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