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猪木後の雑感
稀代のスーパースターが旅立ってもうすぐ半年。書籍や写真集が発売され、追悼イベントが催された。
書籍で言うと、原悦生著「猪木」と、斉藤文彦著「猪木と馬場」(これは正確には猪木後の本では無い)が猪木後に読んだ本の中で秀逸だった。斉藤文彦氏の事実確認が本当に凄かった。鈴木健想著「燃える闘魂 ラストスタンド」も晩年の猪木の生き様が生々しく描かれており、胸に込み上げるものがあった。そしてどの本も、それぞれ猪木との適度な距離感がとても心地よかった。
瑞何某著「闘魂60余年の軌跡」は、どこかの評論家の言葉や、世で既に出回ってるような猪木語録から組み立てられており、少し浅い。最近また出版されたが、データブックや過去?の誰かのインタビュー。なんとも。
そういえばデイリースポーツの写真集も、値段の割にペラペラだったのを付け加えておく。
さてイベント。大きいのは新日本の1.4。大々的に銘打ったけど、藤波辰爾参戦の記念試合が第0試合で当時中継無し。蔑ろにして欲しく無い。
そして国技館の追悼式。ど平日でチケット1万円。遠方の献花6000円。そしてここに至る謎のグッズ発売の連発。弟さんも絡む所属事務所が切り盛りしてると思うが、銭の臭いを強く感じる。
居てくれたから保てていた何かが無くなった半年。いまだに無くなったそれをどう扱えば良いかがわかっていない。