牛肉麺絵日記 30/100杯目 老牌牛肉麵大王(台湾・台北)4/30/2013
牛肉麺屋さん巡り30日目。2013年4月30日 夕方6時。(台湾・台北)
MRT地下鉄の赤色ライン・台大醫院站で降りるとすぐ前に台湾国立博物館と二二八公園にがある。そこそこ広い敷地の公園には池があり、珍しくリスが走っている。公園を抜けて街に入り本屋街に向かう途中、ローカル市場・城中市場があったのでなかを覗いてみた。
幅が狭く、混沌としている市場の入り口には三来粗食館という野菜料理のビュッフェレストランがあり、多くの女性客で賑わっていた。”有機野菜”と表示されたブリトーのようにでかい野菜巻きが美味しそうで買ってみる。中に巻かれた細いモヤシの様なスプラウトがシャキシャキで、ピーナツパウダーが入って香ばしい。スプラウトは苜蓿という野菜の芽野菜らしい。なんか甘いけど美味しい。台湾料理は甘めの味付けが多いようだ。
市場内は幅の狭い通路に・婦人服・薬草酒や腐乳・エボダイの辛味噌煮・豆花・豚足煮込み・パン・山盛りの干しなつめ・などを売るお店が所狭しと並んでいて見ているだけでも楽しめる。中国マフィア映画で主人公が敵対するマフィアに追われ、ゴミ箱やニラの束が入った大きなカゴをひっくり返しながら逃る・・そんなシーンに使われそうな風貌の市場。
市場内を歩くとローカル感満載ですごい迫力の牛肉麺屋さん老牌牛肉麵大王という店があった。店名に”大王”。ごった返す店内の迫力に圧倒され、一度やり過ごす。落ちてきそうなトタン屋根。一息ついて入り口の簡易テーブルの隅に相席させて貰った。
店員さんに『マーラ!マーラー!』と煽られて、スパイシー・麻辣牛肉麺を蚊の泣く様な小声で注文。3分と待たずに麺は到着。大きな椀にガバッと盛られた牛肉麺。スープは八角を主として漢方香る。麺は食べ応えある中太麺。大降りのお肉はがっちり歯ごたえのビストロスタイル。香りの良いスパイス効いてとにかく辛い。外は蒸し暑く、麺も熱かった。
この市場で働いているであろう隣のお客さんは、汗しながら麺を平らげて忙しそうに席を立った。
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