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147_ポンコツ上司の華麗な手口

私の上司は50代前半の男性。
最近、実はプライドが高いのか?と思い始めている。

私の職場に新しい係ができた。
そして40代半ばの女性(以下、A子さん)が新たに配属された。

A子さんが配属されるまで、新規事業の準備期間が
半年間くらいあり、その間は上司と私と私の部下の3名体制で
準備を行っていた。

4月になり、A子さんが私と同じ職名ポジションに配属されたので、
私は状況に応じて協力する程度の関わりとなり、
その新規事業からは距離をとることができ、本来の自分の業務に
あたることができるようになった。
ホームページ開設等を担当していた私の部下は、
まだまだ抜けられそうにない。がんばっ!

本来の業務に戻ることができたとはいえ、隣の席で上司とA子さんが
打ち合せしている内容が耳に入ってきてしまうことも、しばしば。
そして、その内容が気になる。。。
なぜなら変なことになっていることが多々あるから。。。
なにか状況が変わってきているのかもしれないし、
最前線を離れた者が口を挟むことではないよなぁと黙っているが、
どうにもこうにもオカシイ。。。変な方向に進んでいる。。。
どうしたらいいんだろう。。。

と思っていたら、別室で上司と打ち合せした時に、ついに相談された。
「どう思う?」
と聞かれたので、思っていたことを伝えてみた。
「だよねぇ。。。」
だって。しっかりしなよ!上司!!

そして、部屋に戻るとA子さんに、まさに自分が閃いたんだけどさ〜という話しっぷりで語りだす。
「おいおい!」
とツッコミを入れたくなる。
私との打ち合わせの直前まで、真逆の話を展開してA子さんと盛り上がってたよね?ほらぁ〜、A子さんがビックリしてるじゃん!(笑)

手口①
他人に相談したことなんて1ミリも臭わせない。

手口②
そんな彼はほぼ1対1での小声ミーティングを好む。
そう!自分が閃いた、気づいた、というテイで語り尽くすため。
そのためには、同じ話を部下の数だけ繰り返すことは全く苦ではない模様。
一同に介して1回話してくれれば、その場で部下間でも意見交換できて
前進できると思うのだけれど。。。

手口③
重要な案件を話すとき、「立ち話程度で〜」「雑談なんだけど〜」
と誤魔化しながら会話する。
そう!相手を油断させて、自分に都合の良い受け取り方ができる回答を
引き出すため。
彼の立ち話に乗せられて、
「うん、いいね」などと相槌を打ったら命取りになります。

手口④
自分より偉い人のところに行くときは、ほぼ単独行動で隠密。
そう!全て自分が考えたんです、と部下の考えを頂戴し、偉い人にアピールするため。だって、そうしないと出世できないって自覚しているから。
自覚してるだけいいのかね〜?

ここからはオマケ。
部下たちを育てる気概は感じられない。
常に自分の保身だけを考えている。
自分が思っているとおりにならないと、同じ話を何回も繰り返してくる。
一度「こうだ!」と思ったら、新しい考え方ややり方に頭を切り替えることが難しい模様。
偉い人と話すときのペコペコ感が超人的。
偉い人が白だといえば、黒いものも白いと言えちゃうレベルの忠誠心。

こういう人が上に立つ組織って、どうなってしまうんでしょう。。。
5年後、上司がどの立場の人になっているのか、想像すると恐ろしい。

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