「吾、五十にして天命を知る」なのかも❓
knack(なっく)です✌️
農業界に参入して
農家さんと話していると、ある事に気づく事があるんですね。
農家さんは子供に植物の名前を付ける事が多い(気がする)。
「穂」「菜」「花」「苗」などなど。。。
苗字に自然のものが入っている場合は
元々は農家さん由来だというのは聞いた事があると思います。
「木」「川」「田」「山」「林」など…
そういう僕も元の苗字は「川」が入っているし、
その先のさらに大元は「木」が入っていました。
だから生粋の農家同士での結婚を続けて今に至るという事は容易に想像がつく。
ちなみに本家の僕のいとこ(つまり僕の母親の妹の娘)は名前に「苗」という字が入っています。
これは(今は亡き)じいさんが付けたもの。
これを付ける時にじいさんがやけに「苗」という時にこだわっていたのは鮮明に記憶している。
子供ながらに「このご時世(って言っても40年前)になんでそんなダサい名前を❓」と思っていた(笑)
じいさん・ばあさんは兄弟が多かったので
農家は継がなかった。
今でいう普通のサラリーマン。
そして僕の両親も。
なんならガチガチの国家公務員。
公務員の堅さに反発して民間企業に入ったくらい😅
民間企業にも飽き足らず
独立して自営になった、って感じ。
そして今回の結婚を機にいきなり農業界に参入する事に。
でも、なんかこれって必然だったのかもって思える事がたくさんあるんですよね。
自分で言うのもなんだけど
僕はじいさんの「最大の自慢の孫」だった。
身内に他に対象になるコが誰もいなかった、ってのもあるけど(笑)
大学に入った時も
会社に入った時も大喜びしてくれて
近所中に自慢していたなぁ。。。
もう20年ほど前になるけど
天にのぼる当日の朝も我が家に様子を見に来たらしい(僕はそういうの感じませんけど)。
いつも気にかけてくれていた。
僕が人生どん底の時に
お墓参りに行くと
どことなくスッキリする感じ。。。
常に守られている気がする。
と、もう一つ。
いつもお世話になっている地主さんと初めて話した時に教えてもらった。
「百姓」というのは「百の姓(=仕事)を持つ」って意味なんだよ、って。
確かに。。。
機械(農機や車)が壊れれば自分ですぐに直さなければいけないし
農地やハウスの維持には建築や設備工事・電気器具の知識とスキルも必要。
作物の維持には理化学的な知識も必要。
6次化を進めようと思えば
営業やマーケティングやネットの知識も必要になる。
とにかく活動範囲は多岐にわたる。
昔、大学入試で「一芸入試」みたいなのがあったけど、
それとは対をなす、マルチな知識・経験・スキルが生きてくる仕事。
それが農業。
で、僕もおそらく普通の人よりはおかげさまでたくさんの業界で経験もしてきたし
色んな立場で仕事もさせてもらった。
サラリーマンの時は家電業界・住宅業界・ブランディング・CI・WEBマーケティングの仕事。
自営になってからはとにかく色んなビジネスを手がけてきて
失敗もたくさんしてきた(笑)
車屋・リサイクル(買取)業・輸出入・ネットビジネス・資金繰りコンサル・人材派遣・転売。。。
もう挙げたらキリがない🤣
そして今回農業界にって(笑)
別に農業界を目指して様々なビジネスを経験した訳ではなくて
結婚して横で見ていたら「なんか面白そう」ってなって
やっぱりやってみたら面白すぎる‼️
そして、たくさんの「他の業界が当たり前にやっていながら農業界ができていない事」も見えてきたりして。
ちょうど僕が農業界に入る事を決心したのが50歳の最後の月なんですね。
その時、思い出したのが孔子の論語による教え。
そういえば、同い年の西川貴教もこんなタイトルの写真集を去年出していたな〜ww
この言葉を意識した時に
すべてのピースが揃った感じがしたんです。
我が家の元の系譜、
死んだじいさんの思い、
地主さんに言われた「百姓」の所以。
今までの色々な業界での経験は
農業界への準備段階だったのかな、って。
3代にわたって農業界を離れて
他の業界の仕事で様々な経験をしながら原点回帰したのかも。
そう考えるとこのタイミングで農業界に参入したのもしっくりくる☺️
農業界に入って以来、
なんか得体の知れない安心感があったのは
そういう事なのかもね。
元々のDNAがそうさせた気がする。
今の農業界は知れば知るほど課題が山積。
何か役に立てれば幸いです🙏
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