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私があるジャンルの二次創作を辞めた理由。公式に対して解釈違いを起こしたときのこと。


もうこのジャンルで二次創作はやめよう…。



推しカプが描かれている公式イラストを眺めながら私はそう決めた。



社会人になって数年経った頃、私はあるアニメにはまっていた。

SNS上で話題になっていたので、試しにストリーミングサイトで視聴したのがきっかけだった。


何これ…!めっちゃ面白い…!


絵柄も可愛いしストーリーも面白いし、男の子同士の執着もある。

最近は仕事が忙しくてオタ活からも遠ざかってたけど…。


これは次週からの放送が楽しみだ…


予期せぬ出会いにワクワクしつつ早くも推しカプを見つけた私は、久しぶりに「二次創作がしたい」と思い始めた。


早速、数年前に買ったまま放置していたiPadを引っ張り出して、夢中で推しカプの絵を描き始めた。


SNS上ではそのアニメが毎週放送される度にトレンドに入るくらい盛況。
私もSNSアカウントを作って同志の方をフォローして交流したり、推しカプのイラストをアップしたりと久しぶりのオタク活動を満喫することができた。


推しカプのことが好きすぎて、
アニメが放送終了してもずっと二次創作したいなぁ〜
なんて思いながら。


…でもそんな浮かれた気持ちは長くは続かなかった。


アニメが放送されていくにつれストーリーも進み、当然、登場人物達の関係性も変化していった。


なんか、推しカプの関係性、雲行きが怪しくなってなってきてない…?

推しカプの受け、ちょっと攻め以外に心揺れてる…??大丈夫だよね…?


こうした不安は私だけではなく、SNSで繋がったフォロワーさん達の間にも巻き起こっていた。
推しカプ過激派の方は、もうずっとこれからの結末に不安がっている様子なのがSNS上から見てとれた。


色々予想もつかないことが起こるストーリーだったから、

推しは死なずに生き残れるの??
結末はどうなるの?
受けは結局誰が1番好きなの!??

など、心配は尽きない。


それでも「推しカプはきっと幸せになれるはず…。


そう信じて見守ることしかできなかった。


そして数ヶ月の期間を経て、ついに最終話が放送された。


残念なことに、あれこれと心配していた予想を裏切らない最終回だった。


当然、推しカプ界隈のSNSはかなり荒れた。


なんで〇〇くんのことだけこんな扱いにするの…!?

△△くんは攻めのこともうどうでも良くなっちゃったの?

地雷カプが優遇されてて辛い…。


等々…
最終回を迎えて盛り上がる他界隈を横目に、結末に対して不服を唱える同界隈の感想がタイムラインに流れてくる。

書き方には気をつけてはいたが、私も不服を唱えるような書き込みをしてしまった。
(不服を唱えたい訳ではなくても、感じたことを素直に書くだけで公式に対して文句を言っているような形になってしまうのが困るところだった。)


さらに同じ推しカプのフォロワーの中でも「最終回肯定派」と「最終回に違和感派」がおり、界隈は混乱を極めていた。


実際、フォロワーさんの中には最終回放送以降居づらくなってしまったのか、SNSの更新がなくなってしまった方や、暫くする内に垢消しをしてしまった方もいた。


私が好きだった推しカプって間違いだったのかな…。


明確に誰と誰がくっついた訳ではなく、推しカプの関係性が完全に終わったとかいうことはない。

でも、どうしてもそんなことが頭に浮かんでしまう。


公式に対して解釈違いを起こすってこんなに辛いことなのか…。

初めての経験に戸惑いを隠せなかった。


それに、半年後にはオンリーイベントが予定されている。


サークル参加するつもりでいたのにどうしよう…。


二次創作、ましてや同人誌を作るくらいのストーリーを考えるとなると、多分公式の結末から乖離・矛盾してしまうことになるだろう。


色々と悩んだ結果、それでも推しカプが好きという気持ちを捨てきれないと思った私は、イベントに参加することに決めた。


結局、イベントには一度だけ参加し、同人誌は合計2種類発行した。


アンソロ企画にもお誘いいただいたりと、同人活動自体は充実していたし楽しかった。
(イベントで真正面のテーブル列が攻め違いのライバルカプ?とされているスペースだったのは気まずかった思い出)

同人活動されている方は、それぞれ「推しカプにこうなってほしかったな…。」というような願望として描かれていたりする方も多かったように思う。
勿論、私もその中の1人だ。


当初はアニメが終わっても「ずっとこの推しカプを描き続けたい!」と思っていたのに。


アニメ放送終了後の公式の展開を見ても疑問ばかり残る…。


この公式イラストでは推しカプが幸せそうに笑っているけど、じゃあ最終回の結末は何だったの?一体何が正解なの…?


二次創作やカップリングは自分の願望でもあるのだから、好きなら推し続けたっていいはず。
わかっているものの、やはり公式の結末が心の中でチラついてしまう。


結局、私はそのジャンルから去ることに決めた。

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・・・いかがだったでしょうか?
今回はいわゆる公式に対して“解釈違い“を起こしてしまった時のことを物語調で書いてみました。

突然始まったので驚かせてしまったらすみません。

解釈違い

ネットでも時折話題になりますよね。
何に対する解釈違いなのか?は色々だと思いますが…。

上で書いた通り私は過去にあるジャンルの公式に対して解釈違いを起こしていたことがあります。

ここからはオタ活における“解釈違い”について、自分の考えを書いていきたいと思います。



1.言葉の定義

考えを書いていく前に、言葉の定義について確認していこうと思います。

まず、この記事内では「公式」=「原作」を指すものとして、「原作」というのはその作品の1番大元となるコンテンツと定義したいと思います。
1番最初に提供されたコンテンツですね。

・1番最初に提供されたのが漫画ならその漫画が原作

・1番最初に提供されたのがゲームならそのゲームが原作

原作の後から作成されたコンテンツについてはややこしくなるのでここでは議論しないこととします。
(例としては、漫画が原作の作品をもとにして作られたアニメやゲームなどが当てはまるかと思います。)


また、あくまでも“解釈違いをしているのは読者などのコンテンツを消費している側“であり、“大元である原作が解釈違いをしている“という考え方はしないものとします。


原作とは解釈一致なのに、そこから派生したアニメオリジナルの描写が解釈違い
なんだけど…。

なんていうことも時にはあるかと思いますが、そういったケースは今回は除外したいと思います(^^;


さて、次は記事で頻出している「解釈」というワードについて。

1 言葉や文章の意味・内容を解きほぐして明らかにすること。また、その説明。「徒然草を—する」「英文—」
2 物事や人の言動などについて、自分なりに考え理解すること。「善意に—する」

解釈(goo辞書より) https://dictionary.goo.ne.jp/word/解釈_(かいしゃく)/

なるほど。
オタ活をする上での“解釈“というのは意味の2に近いのかなと思いました。


解釈違い」というのは、「原作などのコンテンツについて自分なりに考え理解したことが、何かと比較した時に違っている状態」と言えそうですね。


2.私自身の考え

私としては原作に対して、読者や視聴者が色々な解釈をする自由はあると思っています。


自分としてはこう感じた」とか「自分としてはこう思う」とか考えを巡らすことについて、それ自体誰かに禁止されたりするようなものではないですよね。

なので、何かの作品に触れて「私はここのカップリングが成立すると思う」とか「この2人は想い合っている!」とか各々が解釈する自由がある。


ただ、ここで難しいのが


原作や公式にも推しカプがある

ということ…。

コンテンツを作っているのは同じ人間ですから、作品に対する想いや作者の嗜好も反映されるのは当然。


自分の解釈で好きなカップリングを愛でる自由は勿論ある。
だけど、公式の推しカプと相反してしまう場合、それは茨の道となってしまう…。

ということですね😭


例え、公式が推してくるカップリングと自分の好きなカプに矛盾があったとしても、

それが悪い
とか、
公式と解釈がずれているから自分の解釈を禁止しなくてはいけない

という訳ではないのです。


解釈違いの界隈があったとしてもお互いの自由を制限することなく、良い距離感を保っていきたいものですね…。


3.公式と解釈違いを起こさない為の対策?


さて、“解釈違い“について私の実体験も交えて考えなどを書いてきましたが…。

公式と解釈違いを起こさない為の対策…というより、解釈違いにより辛い思いをした私がその後取った行動について書いていきたいと思います。


結論から言うと

完結が近い作品のカップリングにハマった。

です😇


解釈違いを起こしてあるジャンルから去った後は新たなジャンルを探すこともなく、その後しばらくは二次元にハマることもありませんでした。


そんなある日、SNSでめちゃくちゃ自分好みの二次創作イラストが流れてきたのです。


詳細を調べてみたところ、ある人気作品のカップリングイラストだと判明したので早速原作を読んでみました。

以下、読んでみた感想です。


原作はもう終わりに向かってるし、正直私が気になってるカプってサブキャラ的な立ち位置だし、もうこれ以上新たな展開が起こる可能性って低いのでは…??


公式との解釈違いが若干トラウマになっていたので、すぐこんなことを考えてしまいます(笑)


これなら大丈夫かも…?


ということでドキドキしながら完結まで見守りましたが、予想外の展開もなく、推しカプに対する解釈に脅威はありませんでした。


結果論的な方にはなりましたが、いわゆる“勝ち確“しそうなカップリングを好きになれれば公式に解釈違いを起こす可能性を下げられるのではないかと思います。

ただ、主人公など物語の最後の方まで主要人物として活躍するキャラクターの場合はこの方法は取れないので難しいですね…。


4.まとめ

今回は公式との解釈違いをテーマに記事を書いてみましたが、いかがだったでしょうか?

楽しいはずの二次創作が茨の道になるなんてことがあるんだなぁ…とある意味良い経験になったと個人的には思っています😅


前回、商業BLに関する記事を書きましたが。


二次創作で解釈違いを起こして辛い…。
でもBLカップリングを愛でたい…。


という場合には商業BLを読むのもおすすめです!
こちらの記事にも書きましたが商業BLの場合は解釈違いを避けやすいのではないかと思います😊


今後もBLに関連した記事を書いていく予定なので、待ってるよーって方はぜひフォローお願いします♪
コメントにて感想もお待ちしてます!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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