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『推し、燃ゆ』を買った私

いつのことか、お気に入りのラジオDJがSNSか何かで紹介していたから作品自体は知っていた。本は好きだが、お気に入りの作家以外は「余裕ができたら読もう」と思い、結局読まずに忘れ去るというのが私の特技である。 好きな作家のものしか読まない奴が本好きを名乗るな!と思う人もいるかもしれない。確かにそうだと私も思う。だから趣味を聞かれても"読書"とは言わないようにしている。 そんな私が「推し、燃ゆ」の存在を思い出したのは特に用もなくフラッと本屋に立ち寄った時だった。 大きな本屋でも

    • 来世でもまた。

      また、お別れだ。 「それじゃあ、またどこかで。」 「うん、またね。」 終わりはいつもそう。「また」なんて来るはずもないのに。 結局私たちは再会することなんてなく人生を終える。 今世では。