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当たり前が難しい~令和の働き方改革~『「調整文化」から「挑戦文化」へ!新時代の組織風土改革』【イベントレポート】

私たちのゼミmatsu-labではwith/afterコロナの働き方について考えてきました。誰もが働きやすい環境…
多くの企業が抱える問題だと思います。コロナによってさまざまな変化がもたらされている中、私たちは働き方に対し、改めて考える機会が与えられているように感じます。
コロナウイルスの影響で、これまでテレワークに消極的だった多くの企業や組織が、強制的にテレワークを行ったことで前向きなったように、働き方改革はどんどんされるべきなんです!

そこで、働きやすい環境に関するヒントを見つけるべく

株式会社オカムラさんの運営するbee 【WORK MILL】のイベント
7月22日(水)15:30~17:00開催
『「調整文化」から「挑戦文化」へ!新時代の組織風土改革』

ウェブセミナーに参加させていただきました。

このイベントでは、長年にわたり多くの大手企業の組織風土改革に寄り添い、現場の悩み、しがらみに向き合いながら伴走者として改革のお手伝いをしてきたスコラ・コンサルトの山科さんと、この場所を提供してくださった「はたらく」を変える活動を行うWORK MILLのリーダー遅野井さんのお二方に、働く者(従業者)の観点から、令和の組織の在り方を学ばせていただきました。お二人ともが、企業のリーダーとして風土、根本の価値観を感じ取っているからこその説得力を感じました。

「風土?改革?関わりが少なくて難しい話なんだろうな」

そんな不安が全て消し去られた印象です。「ひとの話を聞こう」「正しいことをしよう」ただそれだけで、こんなにも当たり前のことで、働く人の心持ちが変わる。しかし、「考えるのは簡単、実行するのが難しい」。働く人だけの話ではないと感じました。すべての組織で風土改革に求められる事が経った一時間半に凝縮されていました。

「言いたいことが言える環境づくりのコツはありますか?」

幾度となくこのような質問が、いくつもの企業で上がったことでしょう。言いたいこと=意見ですが、組織のこれまでの「やり方」を仕込み続けられると、その組織の目標よりも、組織の「やり方」をすることが正しいことだとされる風土が染み付いてしまい、意見をいうことはタブーとされてしまっているのが今の現場です。

先程の質問に、結論を言うと「言えるように役員や、上司が聞く耳を持つこと」です。
まあ、これができればの話は早いのですが(笑)
そういうわけにいかない理由こそが、今回のテーマでもある、企業の「風土」です。では、その風土をどうすればいいのか…

「挑戦に対して無関心にさせないこと」

これがカギとなります。
多くの企業や組織で、若者(下)の意見を求め、「下の意見を聞く」こと自体は行っていると思います。しかし、それがゴールになっており、「目線を下げる」ことだけが成され、「内容を聞き入れる」ことが成されていないのです。聞き入れられないなら意見する気力もなくなりますよね…つまり、この組織の風土こそが、「挑戦」を阻んでいるのです。

これを私なりに絵にしてあらわしてみました!!


組織が意見を聞くのに目を合わせていても、組織の「風土」という壁に邪魔されると、下の挑戦がはじかれてしまいます。それに組織自体の価値観もあらわにしていませんよね…
これが実際の、現在の働く場だと思います。

「風土改革は免疫力と自己進化力の回復」

免疫力=組織の内在する問題への解決力
自己進化力=ありたい姿に近づくために課題を見出し解決に進む力

多くの組織が、目的・目標は建前になってしまっています。正しくやること(How)ではなく、正しいこと(Why・What)が先行するべきなのに、従っているものは、真の目標(Why・What)が先行し、道筋のみ(How)が置き去りなのです。

自分と他者・組織間の問題(三遊間のゴロ)を放置せず、組織の、見えにくい「価値観(本音)」を真剣に考えることが、免疫力・自己進化力の回復を成し、現代社会に求められる「働き方改革」に繋がるのです。

ーこのイベントに参加してー

私の所属する関西大学社会学部メディア専攻の松下ゼミでは「コロナ時代の働き方・遊び方からこれからを考える」をテーマに活動しております。私は特にワークプレイスについて最も興味を持っています。今回このイベントに参加し、ゼミという組織はもちろん、自身の目標への考え方にも生かせるのではないかと感じました。「働き方」という大きい枠組みのほんの一部であるワークプレイスについて考える際に、場所としてだけではなく、その場所がどのように社会で求められたいかという目標から考えることで、深堀りや、新たな発見につながる気がしました。

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