やめたいけどやめられない。アナタが禁煙に失敗してしまう理由
記事をご覧いただきありがとうございます!
たばこやめたくないですか?
2020年4月1日、受動喫煙防止法が改正され、喫煙者により厳しい社会となりました。
吸いたいときに吸えないことも増えイライラすることも増えてきて、タバコとはおさらばしたいと考えられた方も多いと思います。
タバコやめてみようと思うんだけど、
ふとしたときに、「あっ、吸ってしまった、、、」と、
またタバコを吸い始めてしまうということありませんか?
そこで今回はなぜ禁煙は失敗してしまいやすいのかを解説していきます。
「吸ってはいけない」と自分に言い聞かせてしまっている
親に勉強しなさいと言われると「今からやろうと思ってたのに、はぁ」と、やる気をなくしてしまった
そういった経験したことないですか?
なぜやれと言われるとやる気をなくしてしまうのでしょうか。
人は心理の根底に「自由でありたい」という欲を持っています。
なので、「勉強をしよう!」と思っている間は自分の意志で決めたから自由でありたいという欲が満たされる
「勉強しなさい」と言われると「親に言われたからやった」と考えるようになってしまい、自由でありたいという欲が侵害されてしまいます。
これにより、やりなさいと言われるとやる気がなくなってしまうのです。
では、「タバコを吸ってはいけない」と自分に言い聞かせるとどうなるでしょうか。
本来、「タバコを吸ってもいい」という選択肢と「タバコを吸わない」という選択肢があって、タバコを吸う人は「タバコを吸う」を吸わない人は「タバコを吸わない」という選択をしています。
その選択が自由であったはずなのに、「タバコを吸ってはいけない」と自分に言い聞かせるとその選択の自由は奪われてしまいます。
それにより「タバコを吸えない」というストレスに「自由ではない」というストレスが上乗せされてしまい、嫌になってしまいます。
でも、「吸ってはいけないんだ!」と強い意志を持たないとやめられないって思いませんか?
そんなことはありません!
タバコを吸ってしまうアナタに必要なのは次の2つを考えることです。
1「タバコを吸いたいと思ってしまうことは仕方がない。そんな自分を受け入れよう」
2「タバコを吸いたいと感じているが、今はまだ吸っていない。大丈夫」
まずは、自分を受け入れましょう。
「タバコを吸ってはいけない」と思っていると自分がタバコを吸いたいと感じていることから目を逸らしてしまいます。
ですが1のようにタバコを吸いたいと感じていることを受け入れると、自分がどんな状況で吸いたくなるのかに気づくことができます。
それに気づければ、その状況を避けることができるため、タバコを止めやすくなります。
また、「吸っても吸わなくもいいけど、吸わないことを選択しているんだ」と思うことが大切です。
2のように自分に「吸わなくても大丈夫なんだ」と言い聞かせることによって、自分で自分をコントロールできると意識することができます。
自分の内側に沸き起こる「タバコを吸いたい」という感情に立ち向かうのではなく、感情を認識し受け入れ観察することが重要です。
まずは、「吸ってはいけない」という意識を捨てることから初めてみませんか?
一度の失敗で諦めてしまっている
「今日から禁煙をするぞ!」
そう決意して数日がたったとき、禁煙を決意したことを忘れ吸ってしまった。
「あーあ、俺には禁煙はムリなんだ」
そんな風に諦めてしまっていませんか?
ですが、一度は決意して挑戦したんです。
すぐに諦めてしまったらこの決意が無駄になってしまいます。
なので重要なのは「自分の意志は強くない。絶対に失敗する。もし失敗したらもう一度始められるように、吸ってしまったときのルールを決めておこう」と決めておくことです。
ほとんどの方が勘違いしてしまうのは「自分はいつでもやめられる」とか「自分は意志が強いから一度決めたらやらないだろう」と考えることです。
ですが、タバコを習慣的に吸っていると、「吸う」という行為と脳の快楽を感じる部分が強く結びつくため、その快楽を求めるために「タバコ吸いたい」と強く思うようになります。
「吸わないぞ!」という意志と「吸わない」という行為の結びつきが、「吸う」という行為と快楽の結びつきよりも弱いため、タバコを吸ってしまうのです。
しかも、「自分は吸わない」と考えていると吸ってしまったときの対処法を考えないため、吸ってしまったときに諦めてしまうのです。
なので、意志の強さに関わらず吸ってしまう前提で計画しておくことが大切です。
吸ってしまうことを計画しておくことにはこんなメリットがあります
・吸っても次があると思うから、「吸ってはいけない」と無駄に意識しなくなる
・吸ってしまっても、もう一度始めることができる
・挑戦を繰り返すことで、自分が失敗してしまう状況を把握することができ、正しく対処できるようになる
多くの人が禁煙するときに連続達成日数を記録してしまいますが、これは失敗してしまってはいけないという意識を強くしてしまいます。
なので大切なのは合計日数を記録することです。
短期的に見れば連続のほうがいいですが、数年単位でみるとタバコを吸う本数が減っていき最終的に0になることが大切なので、合計日数を記録しましょう。
禁煙の理想は「生涯吸うことがないようになること」です。
すぐにやめられなくてもいいんだ。ゆっくりムリなく禁煙をしていけばいいんだ。
そう考えることで、「タバコを吸いたい」という気持ちを客観的に見ることができるようになります。
禁煙をしているアナタも、これから禁煙しようと思うアナタも、是非失敗することを計画してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
禁煙をするためには自分の中に沸き起こる「タバコ吸いたい」という感情に立ち向かうのではなく、美術品を見るかのように眺めて観察してその正体を見極めることが大切なのです。
自分の気持ちを受け入れることで対策を打てるようになります。
アナタの禁煙にこの記事が少しでも役に立ち、より健康になることを強く願っております。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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