マンチェスター・バイ・ザ・シー
映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」を観て。
心に釘が刺さったまま、それでも生きていかないといけない。
その釘を抜く事もできる、そのままの状態で生きていく選択もある。
どちらにせよ、苦しいし悲しい。
人間が孤独を滲ませ生きていく。それでもなんとか生きていけるのは
その人を囲う優しさがあるから。
孤独と優しさのまあるい宇宙を感じれた事が、一番私には救いだった。
映画の中だけでなく、実際、現実が凍てついた缶詰めのように
自分ひとりでは、どうにも動かせないという事がある。
少しでも、あたたかな声や音、愛を感じる方へ向かいたい。