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水谷隼は、何故強いのか!?日本のエースに学ぶ卓球の強くなる方法とは!?
水谷隼選手は、卓球界の日本男子エースですが、彼は何故そこまで強いのでしょう。
強くなるためには何が必要なのか。
それを水谷選手をヒントに、技術・メンタルの2つの観点から考えてみました。
もっと強くなりたい人は、必見です。
では、解説モードに。
(1)技術
❶サーブの種類が豊富で、しかも回転が 分かりづらい
水谷選手の一番の長所は、サービスだ。
トップ選手の中でも、多くても7種類程度だというが水谷選手のサービスの種類はなんと20種類にも達する。
しかし、一番重要なのはその種類の豊富さでは無い。
水谷選手は同じモーションから様々な回転を繰り出す。さらに、フェイクモーションを付け加えることによって、相手にサーブを読ませない。
彼はサービスをマジック・手品であると考え、いかに相手をだますことができるかが重要であるといっている。回転そのものよりも、相手がどの回転か分からないということの方が重要なのだ。
ちなみに、水谷選手は一人のサーブ練習を30分ほどやるようだ。
❷予測能力・相手を読む力に優れている
水谷選手といえば、前陣、中陣、後陣と縦横無尽にコート内を駆け巡るプレーが印象的だろう。前中陣はもちろん、たとえどんなに攻めきられても、後陣からしのぎ、カウンターでしっかりと点数にする。
彼のそのラリー能力は予測能力と相手を読む力に集約されているのだ。
さらに予測力はサーブにも活かされている。相手がどのようなサーブを待っているのかという心理的な部分までを分析し、サーブを出しているのだ。
水谷選手はこのように考えているのだ。
予測能力を鍛えるためにどんな練習をしてきたのか!?
練習には、大きく分けて反応の練習と予測の練習があると水谷選手はいう。
反応の練習とは、いわゆる多球練習のことで体が反応できるようにするための練習だ。
ラリーの中での予測とは、自分の打った球によってどのように返ってくるかをだいたい目星をつけることである。
よって多球練習では、相手はランダムもしくは決められたコースにひたすら球を出し続けるわけだから、こちらが予測する意味がない。
一方、予測の練習とはコースを限定せず一球ずつ行う実践形式練習のことだ。
その時に、「自分がこのように打ったら、相手はこのように返してきた」というのを頭に入れていく。これを常に意識して練習することが大切だという。
(2)メンタル
❶水谷隼は勝利への執念が段違い
試合に負けた時、一番最初にチェックするべきことがある。
それは、「何としてでもその試合に勝ちたいという気持ちがあったかどうか」ということだ。特に、競り合いの時にはこういった心理面での影響は非常に大きい。
この点、水谷選手は勝利への執念が段違いであることが自身の著書を通じて感じることができる。
実際に筆者も勝つ時は「勝ちに行く」と心の中で決めている事が多い。絶対に勝つのだという強い気持ちを持っている。
逆に、自分の力を発揮できずに負けてしまう時は気分が乗らなかったりしている傾向が強い。
もちろん気持ちだけがすべてではない。気持ちがなえていても勝てるだけの地力を付ければいいだけの話ではある。
しかし、「勝ちに行く」と決めることで勝つ可能性をかなり上げることができるのは間違いない。それは筆者自身感じていることだ。
❷水谷隼は自分のことを信じている
水谷選手は、自分のことを信じている。
当然、自分を信じることができれば、本番でも自信を持ってプレーできる。
だが、自分を信じようとして信じられるほど、あまいものではない。
多くの人は自分を信じようとしても、すぐに自信を失う。
なぜなら、自分を信じきるために必要な行動が足りていないからだ。
自分を信じることができるのは、そのための行動をしてきた人だけである。
▣では水谷隼は、どのような行動をしてきた のか!?
水谷選手は、どんな行動をしてきたのか!?
それを言葉で表すのはなかなか難しいことではあるが、あえて一言で言うなら水谷選手は、常に自分のコンフォートゾーン(心地よいと感じる範囲)を抜け出してきた。
それが水谷選手の自信につながっていると筆者は考える。
水谷選手は自身の著書で次のように述べている。
このように、水谷選手は己のコンフォートゾーンを超える努力をしている。
常に新しい自分を見つけ、挑戦し続けているのだ。
その結果として、本人の自信につながっている。
実際に、本番力のある人は常にそういった努力をしているものだと何かの本で読んだことがある。
私自身も、自分のコンフォートゾーンを抜け出すために、常日頃からやった事のない相手に試合を申し込んだり、行ったことのないクラブチームに参加させてもらうように心掛けている。
色々な人とやることで、自分の対応力をつけようと思っているからだ。
普段、やり慣れている練習相手や(コンフォートゾーン)ばかりだと、どうしても本番に対応できなくなる。
本番で自信を持つために、色々な人とやっているのだ。
また、練習でもなるべく自分の苦手な技術を練習をしたり、打点を早くしたり負荷がかかるように工夫している。
できることばかり練習しても(ずっとコンフォートゾーンに留まっても)意味がないからだ。
このように、コンフォートゾーンを抜ける努力をすることは、技術の上達や自分の成長に必要なポイントであると筆者は最近強く感じている。
自分のコンフォートゾーンを抜け出す手段はなんでも良い。
大事なのは、自分に自信を持つことができる、理由づけをすることである。
次回は、疲れて練習に集中できなくても、練習効率をぐっと高める方法を紹介させていただきたいと思います。