ドライブを安定させる8つのポイント!!〜目からうろこ情報〜
卓球において、ドライブは重要な技術です。
攻撃の要となるだけでなく、ラリーをつないだり、スマッシュが入らないときにも使えたりします。
このように、使用頻度が高く、重宝されるドライブですが「安定せず試合で使えない」と悩んでいる人も多いです。
今回は、そんな卓球のドライブを安定させる8つのポイントについて、解説させていただきます。
(1)ドライブ安定のコツ:姿勢を 低くする
卓球のドライブを安定させるためには、姿勢を低くすることが大事です。なぜなら、バウンドの頂点を見極めやすくなるからです。
頂点を捉えて打たないと、ドライブは安定しません。また、頂点がネットの高さより、高いのか低いのかが見極めやすくなります。
ネットより高いボールに対しては、攻撃的なドライブを打つことができます。しかし、低いものに対してはそのように打てません。姿勢を低くすることで、こうした判断もしやすくなります。
そして、低い姿勢を保つことで重心が下がり、ボールにしっかり力を伝えられるようになります。下回転のボールに対しては負けにくく、上回転は押さえ込めるようになります。さらに、体重移動もしやすくなります。
このように、姿勢を低くすることも、卓球でドライブを安定させるためのコツの1つです。
(2)ドライブ安定のコツ:フリー ハンドを使ってバックスイング をとる
卓球のドライブを安定させるには、フリーハンドを使ってバックスイングをするといいです。「フリーハンド」とは、ラケットを持っていないほうの手のことです。
バックスイングを取るときに、飛んでくるボールをフリーハンドで掴みに行くようにします。そうして上半身をひねると、自然なタイミング、ちょうどいい距離感になります。
これにより、ボールとの距離感や、打つタイミングが掴みやすくなります。また、これらが一定になり、安定したドライブにつながります。
このように、フリーハンドを使ってバックスイングすることでも、ドライブを安定させられます。
(3)ドライブ安定のコツ:頂点で 打つ
卓球のドライブを安定させるには、バウンドの頂点を打つといいです。なぜなら、このタイミングは、一番相手の回転の影響を受けにくいからです。
下図のように、バウンドの頂点では、上下にはたらく力がありません。一方、頂点前では上に飛ぼうとする力が、頂点後では下に落ちようとする力が加わります。
ドライブでは、頂点直後を打つのが一般的です。しかしそうではなく、頂点を打つようにします。バウンドに高さがあるため、ネットミスもしにくくなります。こうして、リスクを軽減できるのです。
このように、頂点を打つことで、ドライブを安定させられます。
(4)ドライブ安定のコツ:威力より もまずは相手コートに入れる ことを優先
卓球のドライブを安定させるには、威力よりも、まずは相手コートに入れることを優先しましょう。なぜなら、入らなければ意味がないからです。
どの角度で、どの方向にスイングすれば入るのかを研究することが大事です。下・上回転どちらに対しても、下図のように、相手コートの真ん中付近を狙うことでミスをしにくくなります。
まずは、しっかりと入れることを覚えましょう。それからようやく、徐々に回転量を増やしたり、スピードの速いものにしたりしていきます。
このように、威力よりも相手コートに入れることを優先することで、卓球のドライブを安定させられます。
(5)ドライブ安定のコツ:判断力を 養う
卓球のドライブを安定させるには、判断力を養います。「判断力」とは、どんなボールに対して、どんなドライブを打てばいいのかを、的確に決められる能力のことです。
この判断力の精度で、ミスの可能性が違ってきます。
相手ボールの回転・高さ・スピード・コースに合わせて、ドライブの打ち方を変えなければなりません。
例えば、強烈な下回転ボールに対してはループドライブ、バウンドが弾んだものに対してはパワードライブやスピードドライブ、などのようにです。
また、打点が遅くなってしまったときは、カーブドライブで時間を稼いだり、シュートドライブでフェイントをかけたりします。
判断が間違っていると、打ち方自体が正しくても、入りません。しっかりと見極めてから、スピード重視で打つか、回転重視で打つかなどを決めます。
このように、判断力を養うことで、ドライブの安定化につながります。
(6)ドライブ安定のコツ:自分の フォームを動画で撮影して、 研究する
卓球のドライブを安定させるには、自分のフォームを動画で撮影して、研究しましょう。撮影には、スマートフォンのカメラ機能を使うと手軽でいいです。これにより、無意識についている間違った癖や、動きに気付けます。
動画を撮って改めて自分を見るのは、恥ずかしさもあるでしょう。しかし、現実をきちんと把握することで、得られるものは多いです。
客観的にフォームを見ることで、イメージとのギャップに気付けます。また、他人に指摘してもらったことが腑に落ちるというメリットもあります。間違いや癖に気付き、理解や認識を深めます。
このように、自分のフォームを動画で撮影して研究することも、ドライブの安定化につながります。
(7)ドライブ安定のコツ:理想の 選手のドライブを参考にする・ イメージして打つ
ドライブを安定させるには、理想の選手を参考に、イメージして打つといいです。なぜなら、体の動きをイメージすると、その動作に必要な筋肉も反応を示すからです。
イメージと実際のスイングが、違っていても問題ありません。有名選手の動画や写真を見て、明確なイメージを持つことが大事です。
そうやって、イメージを持って練習を繰り返しているうちに、少しずつ定着してきます。
このように、理想の選手を参考にして打つことも、卓球のドライブの安定化につながります。
(8)ドライブ安定のコツ:フォーム を気にしすぎない
ドライブを安定させるには、フォームを気にしすぎないことも大事です。なぜなら、体の作りも運動神経も、それぞれ違うからです。
確かに、「こう打つといい」というセオリーはあります。しかし、必要以上に型にハマることはないです。バックスイングの大きさや、スイングの方向など、打ちやすいように変えてみてもOKです。
世界のトップレベルでも、独特なフォームでドライブを打つ選手がいます。例えば、ドイツのティモ・ボル選手は、バックスイングをあまり取らず、肘を起点にドライブを打っています。一般的には、バックスイングをしっかり取って、腕全体でスイングをするのがセオリーです。
こうしたセオリーを理解しつつも、彼のように自由な発想で打ってみるのもいいです。
このように、フォームを気にしすぎないことも、卓球のドライブを安定させるために必要です。
♣まとめ
ここまで紹介させていただいたように、卓球のドライブを安定させる方法は、以下の通りです。
▣姿勢を低くする
▣フリーハンドを使ってバックスイングを とる
▣頂点を打つ
▣威力よりも相手コートに入れることを優先
▣判断力を養う
▣自分のフォームを動画で撮影して、研究 する
▣理想の選手のドライブを参考にする・ イメージして打つ
▣フォームを気にしすぎない
攻撃でも守備でも、頼りになるドライブは大きな武器になります。
これが安定して入ると、自信を持って試合に臨むことができます。ぜひ、根気強く取り組んでください!!
次回は、台上ドライブの打ち方とコツ!!〜チャンスは絶対に逃さない〜を紹介させていただきたいと思います。
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