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【ブロック編】 カットブロックの打ち方や安定させるコツ、練習方法を徹底解説

皆さん、突然ですが卓球の「カットブロック」という技術をご存知でしょうか!?名前は聞いたことがある方も多いと思いますが、実際に試合や練習中に技術として使ったことがあるという方は少ないのではないでしょうか?

カットブロックという技術の名前は、ここ数年でかなり有名になりました。理由は、卓球メーカー「VICTAS」の契約選手で、オリンピック代表の丹羽孝希選手が試合中に使っているからです。

丹羽孝希選手は、前陣での高速カウンターもそうですが、中国人選手相手の大舞台でもこのカットブロックを使って得点を稼ぐことから、「ファンタジスタ」と呼ばれるほどにもなりました。

この記事では、使えばファンタジスタとも呼ばれるほどの技術「カットブロック」について紹介させていただきたいと思います。

◾カットブロックとは!?

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さて、さっそくですがカットブロックとはどんな技術なのでしょうか!?カットブロックはその名の通り、ドライブに対してカットしながらブロックする技術で、丹羽孝希選手が得意とする技術です。

通常のブロックは、ドライブに対してボールの斜め上を捉えて上回転のまま打ち返すと思います。対してカットブロックは、ドライブに対してボールの斜め横もしくは斜め下を捉えて、上回転を横回転または横下回転にして打ち返します

前陣での技術になるのでかなり難しい技術ですし、簡単にできるものではありません。また、カットブロックは狙って使うものではなく、逆コースをドライブで突かれてとっさにラケットが出たときに使うことが多いです。

難しい技術ではありますが少しでも興味がある方は、この記事を読んでカットブロックを使えるように練習してみましょう!!

(1)カットブロックの打ち方

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まずは、カットブロックの打ち方から見ていきましょう。

❶ボールが飛んでくる位置にとっさに肘を伸      ばしてラケットを出す

以上です!!(笑)故意的に使う技術ではないので、これと言ったフォームの型はないかなと思っています。ただ、打つ時の感覚として次に紹介するコツは意識した方がミスは減るので、次にコツを見ていきましょう。

(2)カットブロックを安定させるための5つ            のコツとは!?

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続いてカットブロックを安定させるためのコツを見ていきましょう。

❶ボールを薄く捉える

1つ目のコツですが、ボールを薄く捉えることです。薄く捉えるという感覚的な話が難しいという人もいると思いますが、カットブロックに関しては薄く捉えることができないと、100%成功しません。

普通のブロックと違ってカットブロックはドライブを横回転や横下回転で打ち返す技術なので、回転を自分の力で上書きしないとミスしてしまいます。回転を上書きするには、薄く捉える必要があります。

まずは薄く捉えられるように、イメージとしてはボールをラバーに食い込ませないように意識しましょう。ボールを食い込ませず表面を擦ることができればオッケーです。

〈チェック〉                                                       ★ボールをラバーに食い込ませないイメージ       を持つようにしましょう!!

❷バウンド直後を捉える

2つ目のコツですが、カットブロックを打つ時の打点は、バウンド直後を捉えるようにしましょう。バウンド直後を捉えることで、上手くボールを薄く捉えて回転をかけやすくなります。

バウンド直後ではなく、頂点や頂点後などになってしまうと、上手く擦れず回転を上書きできなかったり、ドライブの威力を抑えずらくなってミスしてしまうので注意しましょう。

〈チェック〉                                                       ★頂点を過ぎてからでは遅いので、注意しま      しょう!!

❸少し手首を使う

3つ目のコツは、カットブロックを打つ瞬間に少し手首を使うようにしましょう。打つ瞬間に手首を使うことでしっかり回転をかけて、相手が打ち返しづらいカットブロックを打つことができます。

ラケットの先端を少し回すようなイメージを持つと、上手く手首を使ってカットブロックを打てるかなと思います。

〈チェック〉                                                       ★ラケットの先端を少し回すようなイメージ       で手首を使うようにしましょう!!

❹ボールの少し外側を捉える

4つ目のコツは、ボールの少し外側を捉えてカットブロックを打つことです。バックのカットブロックであればボールの少し左側、フォアのカットブロックであればボールの少し右側を捉えることで、ドライブの威力を吸収しながら打つことができ、しっかりと卓球台に収まってくれます。

ボールの外側ではなく、通常のブロックと同じように正面を捉えてしまうと、上手くドライブの威力を抑えることができず、ミスしてしまうので注意が必要です。

横回転をかけにいくといった意味でも、なるべくボールの外側を捉えられるようにしましょう。

〈チェック〉                                                       ★正面を捉えないように注意しましょう!!

➎斜め下にスイングする

5つ目のコツは、カットブロックを打つ時のスイングを、斜め下にスイングすることです。斜め下にスイングすることで、しっかりと横下回転をかけることができ、相手が取りづらいボールになってくれます。

斜め下にスイングした方が、卓球台にツーバウンドしてくれるようなカットブロックになりますし、バウンドした後戻ってくれるような強い下回転になります。

〈チェック〉                                                       ★前にはスイングしないようにしましょ               う!!


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