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左利きのサーブの6つのメリットやコツ👍
卓球において、左利きはメリットが多いです。
特に、右利きの選手に対して、サーブが効果的です。なぜなら、右利き同士とは違い、回転の方向や相手との距離感が違うからです。
そんな左利きのサーブのメリットやコツについて、詳しく紹介させていただきます。
(1)左利きのサーブのメリット
まずは、左利きのサーブのメリットについて、解説させていただきます。
❶左利きのサーブは常に逆回転
左利きが順回転(反時計回り)サーブを打つと、右利きにとっては「逆回転」になります。これにより、相手を揺さぶりやすいのがメリットです。
相手はこれに慣れておらず、苦手意識を持っている場合が多いです。また、フォアへ大きく曲がるサーブを出せます。
これを出されると、相手はそちら側に動いてレシーブせざるをえません。すると、バック側が手薄になります。ゆえに、3球目攻撃(サーブを1球目、レシーブを2球目としてカウントして、3球目を打つこと)をバックへ返球するパターンで、得点しやすいです。
このように、左利きのサーブは相手にとって逆回転となり、相手を揺さぶりやすいことがメリットです。
❷順回転のサーブが右利きには見えづらい
左利きの順回転サーブは、右利きには見えにくいのがメリットです。
これは、構える位置や体の向きの違いによるものです。
下図のように、対角線の位置に構えた方が、サーブを打つ瞬間が見えやすいです。しかし左利きの構えは、右利きから見ると、ストレートコースの位置になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1659181663543-y4dlY2d1oX.jpg?width=1200)
このことから、打つ瞬間が相手に見えづらく、回転を判別されにくいです。これも、左利きでサーブを打つメリットです。
❸回り込んで強打されにくい
左利きのサーブは、回り込んで強打されにくいのもメリットです。
左利きのバックから、右利きのバックはストレートコースになります。つまり、距離が短いです。よって速いサーブを出せば、相手は回り込む時間がありません。
中でも、下回転の長いサーブは、回り込んで打たれにくいです。
このように、相手に回り込んで打たれにくいことも、左利きのサーブのメリットです。
(2)左利きのサーブのコツ
次に、左利きのサーブのコツについてです。やり方は右利きと同じですが、より効果的なサーブにするためのポイントを紹介させていただきます。
❶フォアサイドをきるのがコツ
左利きのサーブは、相手のフォアサイドをきるように出すのがコツです。つまり、フォア側のサイドラインから、外側に出るようにします。
ちょうど、下図のような感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1659181848967-uOxNxtA13t.png?width=1200)
相手コートでバウンドしたボールが、サイドラインから外側に出るようにしましょう。
こうすることで、相手は台の角が邪魔になって打ちにくくなります。
また、台の外側からしか打てなくなります。大きく動かされた相手は、クロスコース(対角線の方向)しか狙えなくなるので、これを待ち伏せできます。
このように、左利きはフォアサイドをきるようにサーブを出すことが有効です。
❷フォア前に順横回転サーブを
また、相手のフォア前に、順横回転サーブを出すと良いです。
これは、右利きにとっては逆回転(反時計回り)の、フォア側に曲がる軌道の短いものになります。よって相手は、ラケットの面で軽く打つことしかできません。
さらに、逆回転ゆえに、左利きのバック側に返球されやすいです。こうして、レシーブのコースを限定しやすくなり、回り込んで3球目を強打することができます。
このように、フォア前に順横回転サーブを出して、3球目を狙うのがコツです。
❸バックに速くて長いサーブを
そして、時折相手のバックに長く速いサーブを出すことも、コツのひとつです。下回転やナックルなどが良いでしょう。
ここまで、フォアへのサーブを出す戦略をお伝えしてきました。しかし、そればかりだと、相手に対応されてしまいます。
これを防ぐために、このバックへの速いサーブを織り混ぜるのです。
このように、時折バックに速く長いサーブを出すのも効果的です。
♣まとめ
ここまで紹介させていただきましたように、卓球において左利きのサーブには、メリットやコツが色々あります。
右利きとの条件の違いが、大きなアドバンテージになります。ぜひ、左利きの特性を活かしたサーブを出しましょう!!
次回は、左利き対策〜どう戦うのが正解!?〜を紹介させていただきたいと思います。