【レシーブ編・その1】レシーブの基本🏓レシーブを安定させる5つ のコツとは!?
◾レシーブとは!?
テニスやバドミントンなど、ラケット競技では相手が打ったサーブを打ち返すことをレシーブと言いますが、卓球もラケット競技なので同じです。しかし、同じラケット競技でも個人的には、卓球のレシーブが一番難しいと思っています。
なぜかと言うと、テニスやバドミントンのサーブでは、回転やコースを組み合わせても数種類しかありませんが、卓球でサーブを出すコースと回転の種類を組み合わせると、かなりの種類になります。では、レシーブを学ぶ前にまずはサーブの種類を見てみましょう。
(1)レシーブの前に卓球のサーブの種類を 理解しよう
卓球のサーブの種類、ラケット競技の中でも一番多く、「フォアサーブ」 「バックサーブ」 「巻き込みサーブ」 「YGサーブ」 「しゃがみ込みのフォアサーブ」 「しゃがみ込みのバックサーブ」と6つのサーブがあります。
6つのサーブからさらに、ショートサーブ・ロングサーブの長さの違い、フォア側・ミドル・バック側のコースの違い、下回転・横下回転・横回転・横上回転・上回転・ナックルの回転の違いとあり、これを全て見極めて初めてレシーブを返すことができます。
このように考えると、単純計算で「6種類のサーブ×2種類の長さ×3種類のコース×6種類の回転=200種類以上」のサーブとなり、レシーブはすごい難しく感じますよね!実際、私もレシーブはどちらかと言うと苦手です(笑)ですが、この記事で紹介する、レシーブを安定させるコツを実践すれば、今までよりレシーブが安定するようになると思います!!是非参考にしてみてください👌
(2)レシーブを安定させるための5つのコツ とは!?
ここからは、レシーブを安定させるためのコツを紹介させていただきますが、レシーブのどこが一番難しいかと言うと相手のサーブの回転を見極めることです。ですので、回転についてのコツが多いので、そこをしっかり見ていただければと思います。
❶少し台と距離をとって構える
1つ目のコツは、レシーブで構える時に卓球台から少し距離をとることです。急に来る早いロングサーブの対策で、卓球台に近い状態でロングサーブをレシーブしようとすると、どうしても詰まってしまってミスするので、なるべく卓球台から20センチから30センチほど離れるようにして構えることをオススメします。
じゃあ「ロングサーブが来たときに距離をとってレシーブすればいいじゃん」とか、「短いサーブが来た時どうすんの!?」と思うかもしれません。ですが、ロングサーブが来た時に、咄嗟に下がって打とうとすると、詰まったり仰け反ったりしてミスしてしまいます。
私が思うに、卓球台に近い位置から下がる動きよりも、下がった位置から卓球台に近づく方が動きやすいのです。ですので、レシーブの構える位置は、台から少し離れた状態をオススメします。
〈チェック〉 ★ロングサーブ対策で、台から20センチか ら30センチほど離れて構えておくのがい いでしょう!!
❷サーブのラケットの角度とスイング方向を 見る
2つ目のコツですが、相手がサーブを打つ際のラケットの角度とスイング方向を見るようにしましょう。レシーブをミスしてしまう時によくあるのが、フェイクモーションに騙されてしまうことです。
フェイクモーションは、サーブを打った直後のスイングのことで、上手い人やスイングの早い人がサーブにフェイクモーションを入れると、どのタイミングでサーブを打ったかわからなくなり、騙されてレシーブミスしてしまいます。
ですが、しっかりと目を凝らして、フェイクモーションは無視して、サーブを打つ瞬間のラケットの角度やスイング方向さえ見ることができれば、レシーブミスは格段に減ります。
ラケットの角度が台に対して水平に近いと下回転の可能性が高いですし、垂直に近いと上回転の可能性が高いです。また、スイング方向が下であれば下回転、上であれば上回転の可能性が高いので、この辺りもしっかり頭に入れておきましょう。
〈チェック〉 ★フェイクモーションは無視、サーブを打つ 瞬間のラケットの角度とスイング方向だけ を見るようにしましょう!!
➌ボールのロゴマークの回転を見る
3つ目のコツは、ボールのロゴマークを見ることです。これは主にナックルと下回転の見極めに効果的な方法です。サーブの回転量をしっかり見ると言うことになるのですが、単純にマークが見えるとナックルで、マークが見えれば回転がかかっているということになります。
卓球の試合では、下回転サーブを出したあとになるべく同じフォームでナックルサーブを出して、下回転サーブと勘違いさせツッツキをさせて浮いたところをスマッシュするという戦術があります。相手にこれをされないように、サーブのフォーム以外にボールでも回転を判断できるようにしましょう。
〈チェック〉 ★サーブが打たれてから打ち返すまでのボー ルのロゴマークの回転方向を見るようにし ましょう!!
❹レシーブの打点を少し落とす
4つ目のコツは、レシーブの打点を落とすことです。相手のサーブのモーションやラケットの角度、ロゴマークでボールの回転量を見ても、何回転のサーブかわからない時はどうしてもあります。そんな時はレシーブを打つタイミングを遅らせましょう。
そうすることで、少しだけ何回転か考える時間が増えますし、少しだけサーブの回転量が落ちるのです。これは本当に少しだけですが、少しでもレシーブミスのリスクが減るならやるべきです。
〈チェック〉 ★モーション・角度・ロゴマークを見てもわ からないときは、打点を落として少しでも 考える時間を増やし、回転量を減らすよう にしましょう!!
➎当てるだけにならない、しっかり回転かけ て返す
5つ目のコツですが、上記4つを実践しても相手のサーブがわからない場合は、とにかくおもいっきり回転をかけて返すようにしましょう。上回転で返すにしても、下回転で返すにしても、とにかくしっかり回転をかけて返します。
レシーブミスする時によくありがちなのが、サーブの回転がわからずに迷ってしまい当てるだけになりミスすることです。回転をかけずに当てるだけになると、相手のサーブの回転の影響をもろに受けてしまい、ほぼほぼミスしてしまいます。
ですが、サーブの回転がわからなくても、しっかり回転をかけて、サーブの回転を自分の回転で上書きすればミスする可能性は格段に減ります。レシーブは当てるだけにならず、わからない時はとにかく回転をかけることをオススメします。
〈チェック〉 ★どうしてもわからないときでも、自信を持 っておもいっきり回転をかけてレシーブす るようにしましょう!!
♣まとめ
卓球のサーブの種類やサーブの回転の種類は非常に多く、レシーブは非常に難しい技術です。同じサーブでも、人によってフォームが違ってくるので、尚更難しいです。ですが、難しいからと言ってレシーブを簡単に浮かせてしまったり、ミスしてしまうと試合になりません。
卓球のレシーブは、ラケット競技の中でも非常に難しいですが、この記事で紹介しているレシーブのコツを読めば、少しでもミスが減ると思いますので、是非今後の卓球生活の参考にしていただければと思います!!
次回は、【レシーブ編・その2】で、ロングサーブに対してのレシーブを安定させる5つのコツを紹介させていただきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?