
【ドライブマン編・その6】 台上ドライブを安定させるコツや練習方法、戦術を解説
現代卓球では前陣での高速卓球が主流になってきていて、台上ドライブが必須技術になりつつあります。
台上ドライブは丹羽孝希選手や、張本智和選手が得意としている技術ですが、最近では一般の選手でも使っている方が多くなってきています。
この記事では、そんな台上ドライブを安定させるコツや練習方法、台上ドライブを使った戦術などを紹介させていただきます。
◾台上ドライブとは!?
卓球の台上ドライブは、その名の通り「卓球台の上で打つドライブ」のことです。
通常のドライブは、卓球台からボールが出てからドライブを打ちますが、現代卓球では高速卓球となっているので素早い攻撃が必要となっており、台から出るか出ないかのボールに対しても、ドライブを打って先手を取る必要があります。
ですので、この台上ドライブは現代卓球において、強い選手に勝つためには必須技術となっています。
(1)卓球台に指をぶつけるのが恐い?
紹介している通り、台上ドライブは卓球台から出るか出ないかのボールに対して打つ技術ですので、ドライブを打ちに行く際に台に指をぶつけてしまう可能性があります。
台に指をぶつけるのが恐くてなかなか練習できない方や、実際にぶつけてしまった方もいるのではないでしょうか?私は、実際に台上ドライブの練習中、指をぶつけてしまった人の一人です(笑)
しかし、ぶつけてしまうのが恐いのもわかりますが、ぶつけてしまうのにも理由があります。卓球台に指をぶつけてしまう人の特徴として、バックスイングを大きく取りすぎてしまうということがあります。
バックスイングを大きく取りすぎると指をぶつけてしまうので、なるべくコンパクトに、極端に言えば台上にラケットを置いておくくらいのつもりで台上ドライブを練習すると、指をぶつけなくなります。
指をぶつけるのが恐い方は、スイングでボールを飛ばすよりか、腰でボールを飛ばすつもりで台上ドライブを打つことをオススメします。
(2)台上ドライブの打ち方
台上ドライブの打ち方を見ていきましょう。台上フォアドライブと台上バックドライブ、それぞれの打ち方の流れを見ていきます。
♦台上フォアドライブの打ち方
まずは台上フォアドライブの打ち方からで す。
❶右足を前に出して体を台に近づける
❷ラケットを高い位置に保ちコンパクトにバ ックスイングをとる
❸しっかりと腰を使いスイングして打球する
♦台上バックドライブの打ち方
続いて台上バックドライブの打ち方です。
❶右足を前に出して体を台に近づける
❷バックスイングを左腰のあたりにとる
❸ボールの斜め上をしっかり擦ってスイングする
(3)台上ドライブを安定させるための5つの コツとは!?
ではさっそく、台上ドライブを安定させるためのコツを見ていきましょう。
❶.ボールの長さを素早く判断す
1つ目のコツは、相手が打ってきたボールの長さを素早く判断することです。台上ドライブは、短すぎるボールに対しては打てません。そこを無理に打ちにいくと空振りなどのミスをしてしまいます。
普通にボールが出るなら通常のドライブをすればいいですし、台から全く出ないならストップやツッツキをします。出るか出ないかのボールに対しては台上ドライブと、なるべく素早く判断して適切な打ち方をしていきましょう。
〈チェック〉 ★すべてのボールに対して無理に打たない様 にしましょう!!
❷体を卓球台に近づける
2つ目のコツは、体をしっかり卓球台に近づけることです。体を台に近づけるために、右足をボールのバウンド地点に持っていきましょう。
右足をしっかり出して体を近づけることによって、安定した台上ドライブを打つことができます。逆に右足がでずに台から体が遠くなると、手打ちになってしまいミスが増えるので注意しましょう。
〈チェック〉 ★右足を卓球台の下に入れる様にしましょ う!!
❸回転をしっかりかけるようにして打つ
3つ目のコツは、回転をしっかりかけて台上ドライブを打つようにすることです。回転をしっかりかけないと安定したボールを打つことは難しいので、最初の内はスピードや威力よりも回転をかけて安定性を重視しましょう。
回転をかけて台上ドライブを打てるようになってきたら、徐々にスピードや威力も上げて練習していくといいです。
〈チェック〉 ★当てにいきすぎない様にしましょう!!
❹バックスイングはコンパクトにとる
4つ目のコツは、台上ドライブを打つ時のバックスイングはコンパクトにとることです。コンパクトにすることで、台に指をぶつける心配もなくなりますし、ボールが安定し、戻りも早くなります。
ただしコンパクトにする分、腰をしっかり使って打つようにします。そうすることで、ボールをしっかり飛ばすことができます。
〈チェック〉 ★大振りにならない様にしましょう!!
➎上半身を沈めるようにする
5つ目のコツは、上半身を台に沈めるようにして打つことです。イメージはボールと同じ目線まで沈めるようにします。台上ドライブは、上半身が高かったり姿勢が高いと安定したボールは打てません。
実際に目線をボールに合わせるのは難しいですが、そうする意識をもって台上ドライブを打ちましょう。
〈チェック〉 ★棒立ちにならない様にしましょう!!
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