【カットマン編・その2】 フォアカットのコツや浮かさない方法、切り方を紹介
◾フォアカットとは!?
フォアカットは、ラケットを上から下にスイングして、ドライブ性(上回転)のボールを下回転にする技術です。卓球台から少し離れた後陣から打つのが特徴で、主にカットマンが使います。
最近ではドライブマンが多くなり、カットマンの選手の数がかなり少なくなっていますが、使いこなすとかなりの武器になりますし、かなりかっこいい技術です。
では打ち方やフォアカットを安定させるためのコツは何があるのでしょうか!?詳しく見ていきましょう!!
(1)フォアカットの打ち方
ではフォアカットを安定させるコツの前に、まずは打ち方から見ていきましょう。
❶右足を後ろに下げる
❷ラケットを右耳の位置に持っていく
❸肘を支点にしてラケットを右膝の前に振り 下ろす
上記が、フォアカットの打ち方になります。打ち方が理解できたら、続いてコツを見ていきます。
(2)フォアカットを安定させるための5つ のコツとは!?
卓球のフォアカットという技術は、ある程度スピードのあるドライブを打ち返す技術ですし、回転をかける技術なので最初は難しく感じると思います。
ですが、コツさえ掴めばしっかり上達できるので、以下のコツを参考にしてみましょう!!
❶右足をしっかり後ろに下げる
1つ目ですが、フォアカットを打つ時は右足を後ろに下げて打つようにします。カットマンの基本の構えは平行足ですが、フォアカットを打つ時に1回1回右足を下げます。右足をしっかり下げてフォアカットを打つことにより、相手のボールの威力を抑えながらカットを打つことができます。
右足を下げないで、平行足のままフォアカットを打ってしまうと、相手のボールの威力を抑えることができずにカットがオーバーミスしてしまったり、上手く回転をかけることができなくなってしまいます。フォアカットを打つ時は、しっかり足の位置や動きを意識していきましょう。
〈チェック〉 ★足の位置や右足の動きを意識するようにし ましょう!!
❷ラケットは顔の高さまで上げる
2つ目のコツは、バックスイング時はラケットを顔の高さまで上げることです。なるべくボールを打つ前のバックスイング時はラケットをボールよりも高い位置に、だいたい顔の高さくらいに持っていきます。またラケットが離れすぎていても良くないので、右耳のそばに持っていくように意識しましょう。
ラケットが顔の高さまで上がっていないと、しっかり振り下ろしてカットできずオーバーミスしてしまいますし、右耳から離れすぎていると大振りになり、上手くカットできません。なるべくラケットは顔の高さで、右耳の近くに持ってくるようにしましょう。
〈チェック〉 ★ラケットは顔の高さ、右耳のそばに持って くるようにしましょう!!
❸肘を支点にする
3つ目のコツは、肘を支点にすることです。卓球の技術は基本的にどれも肘を支点にするのですが、カットも例外ではありません。フォアカットも打つ時は肘を支点にすることによって、無駄な力が入らず上手く遠心力を使い下回転をかけることができます。
肘を支点にせず、肘を動かしながらフォアカットを打ってしまうと、大振りになって上手く相手のボールの威力を抑えることができず、ミスが増えてしまいます。なるべく肘を支点にしてフォアカットするように意識して練習しましょう。
〈チェック〉 ★肘を支点にして大振りにならないように意 識するようにしましょう!!
❹体重移動する
4つ目のコツは、体重移動することです。これも卓球ではお馴染みですが、フォアカットを打つ時も体重移動は必須になります。フォアカットのバックスイングをとった時点では体重は右足に乗せ、打つと同時に左足に移動させていきます。
そうすることで、上手く相手のボールの威力を吸収しながら自分の力で打ち返すことができます。体重移動せず、右足に体重が残ったままフォアカットを打ってしまうと、体勢が崩れてミスしてしまうので注意しましょう。
〈チェック〉 ★右足から左足に体重移動するようにしまし ょう!!
➎ボールを体に引き付ける
5つ目のコツですが、フォアカットを打つ時はボールを体に引き付けるようにして打ちましょう。しっかり体に引き付けて、体の横くらいの位置で打つと自分の力で打ち返すことができて、カットが安定してくれます。
ボールを引き付けることができず、体より前の方で打ちに行ってしまうと、手打ちになってしまい上手く回転をかけることができず、またボールとラケットが反発して卓球台を飛び越えてオーバーミスが多くなります。フォアカットを打つ時は、なるべく体に引き付けて打つように注意しましょう。
〈チェック〉 ★体に引き付けて、体の横くらいの位置で打 つようにしましょう!!
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