かみきみか

文字を綴る心理学部卒の観劇オタク               記事サムネイル/ノーコピ…

かみきみか

文字を綴る心理学部卒の観劇オタク               記事サムネイル/ノーコピーライトガールさま ほか

マガジン

  • 作品感想

    長文になりがち

  • 推しへの飽くなき問い

    “推し”に関することをまとめてみたりみなかったり

最近の記事

鳳鏡夜の努力と可能性に祝福を

たぶん、どこかでひとつでも他の道を選んでいたら、私はホストにハマっていただろうと思う。 前世の魂がバンギャだなんだと騒いでいる私をご存知の方は、まあ違和感なくわかっていただけるだろう。 私はイケメンに弱い。特に綺麗なタイプや美人なタイプに弱く、髪が長めだとなお弱い。さらには夢小説生まれ・乙女ゲーム育ちの生い立ちもあいまって、甘い言葉にもめっぽう弱い。 わかりやすくて大いに結構。私はそんな自分が好きなので、あまり気にしていない。 そんな私が、『桜蘭高校ホスト部』のアニメを今

    • 文章の書き方を勉強したらしばらく文章が書けなくなった話

      少し前、昨年の秋あたりから、文章の書き方を勉強し始めた。 折に触れて、そのことを口にしていたので、知っている人もいるかもしれない。 あのときよりずっと環境が整い始めたので、そろそろお話しようと思ってこれを、スマホではなくPCで書いている。 結論から話すと、ライティングの仕事を始めた。 Webライターというアレである。 コロナ禍にできる在宅ワークとして、様々なメディアで取り上げられていたこともあって、最近メジャーになってきた職業なのではないかと思う。 これまでも文章を書

      • 碧棺左馬刻の背中に刺青はあるか

          最近、ハマっているものがある。 タトゥーシールだ。 お洒落なインスタ女子の手首や鎖骨に、ひっそりと咲く花のタトゥー。 お気に入りの青い花が可愛い。 私は昔から素行の良い子どもだった。 校則違反をしようとしたことも、ピアスを開けたことも、髪を染めたこともなかった。 メイクをして学校に行くのも大学に入ってからだったし、タバコを吸ったこともない。 理由は色々とあるのだが、それはまたの機会にして……。 しかし、そんな私も“悪いこと”に興味はあった。 確か小学校低学年の頃には、

        • 『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』と特典小説『If』感想(ネタバレあり)

            花言葉が好きだった。 花によって、色によって、本数や渡されることによって、意味が変わる。 情熱的な愛の言葉から、憎しみを込められたものまで。 神話をもとにした花言葉もあるが、その大半は海の向こうの誰かがその見た目や名前を準えたものだという。 道の端にひっそりと咲くスミレの花言葉は、「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」。 そんな花の名前を与えられた少女の物語。 『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を観た。 今回の映画を観に行く前、私はアニメと劇場版の『外伝』を見てい

        鳳鏡夜の努力と可能性に祝福を

        マガジン

        • 作品感想
          4本
        • 推しへの飽くなき問い
          3本

        記事

          『映画 ギヴン』感想(ネタバレあり)おまけ:書き起こし鑑賞中メモ

            映画館があまり好きではない。 行くと大抵泣かされるから。 あと、椅子と雰囲気が落ち着いていて、帰りたくなくなるから。 そんな映画館に、およそ1年ぶりに行ってきた。 観に行ったのは、『映画 ギヴン』。 もう公開前から至る所で、そして公開初日に、なんなら観てすぐに、noteでも散々騒いだというのに、まだ話すことがあるのかと思われたかもしれない。 ある。 それはもうめっちゃ、ある。   ということで、今回は『映画 ギヴン』を観ての全体的な感想を書き連ねていこうと

          『映画 ギヴン』感想(ネタバレあり)おまけ:書き起こし鑑賞中メモ

          親愛なる我が王へ

          本日、10月4日にお誕生日を迎えられた跡部景吾様。 15歳のお誕生日おめでとうございます。 私が跡部様のお誕生日をお祝いさせていただくのは、今年で9回目になります。 初めて貴方様を見たとき、私は保育園児でした。 まだ何もわからなかったあのときから、中学生で貴方様のことを改めて知り、応援し続けて、いつの間にか貴方様の年齢を追い越してしまいました。 年齢を追い越してからおよそ6年が経ちますが、私は未だ、貴方様のような人間性を身に付けることができずにいます。 私はこれまで、原作

          親愛なる我が王へ

          アンケートの風、揺らぐ“推し”

          困った。 大丈夫?って思ってくれた人、ありがとう。 ざまぁみろって思った人、豆腐の角で頭をぶつける呪いをかけておいた。 何に?って思った人、よくぞ聞いてくれた。 私は困っている。 そう、推しが1人ではないことに。 ことの始まりは、NHK総合で放送中の番組『あさイチ』のアンケートだった。 女性たちの心を潤す“推し”の存在。あなたが一番好きな「人」や「キャラクター」、いわゆる“推し”は誰ですか? どんな形で応援していますか? みなさんの“推し”との生活や熱い思いを教えて

          アンケートの風、揺らぐ“推し”

          昔から常々思ってはいるけど、それにしたってタイトルセンスがない

          2週間ぶりのnote更新です。 本当は週1くらいで書きたいんだけどね、一度書きはじめると、文字数と時間とパワーを使いすぎるので、ちょうどいい頻度を見つけていきたいところなわけです。 てか、何よりスタートダッシュが気合入りすぎてたんだよね。 2〜3日おきに更新してたの、我ながらやばいなって。 今までアップしてきたnoteは、どれも3000字前後なんですけど、まあ長い。 もっと長くてもいいかもしれないけど、書くほうも読むほうもこれがギリギリ限界だと思うんだ。 知らんけど。

          昔から常々思ってはいるけど、それにしたってタイトルセンスがない

          村田雨月への私の誤解について(ネタバレあり)

              『映画 ギヴン』を観に行ってから、センチミリメンタルさんの「僕らだけの主題歌」を聴く度に涙が出てきて仕事にならないので、私の心の整理をするために、これを書かせてほしい。   これから書くことは、原作の漫画を履修していない、テレビシリーズと映画を見ただけの、私の極めて個人的な一考察であり、これが正しいとか他が間違っているとかを主張するものではない。 もちろん事実(原作)とは違うところもあると思う。 今更かと思われるところも恐らくある。 ネタバレもたくさんある。

          村田雨月への私の誤解について(ネタバレあり)

          【非公式】『映画 ギヴン』公開勝手に記念インタビュー【ネタバレなし】

          8/22(土)、これが何の日か、あなたは知っているだろうか。 早々に答え合わせをして申し訳ないが、そう、『映画 ギヴン』の公開日だ。 『ギヴン』とは キヅナツキによる日本の漫画。『シェリプラス』(新書館)にて2013年ハル号より連載中。ロックバンドのメンバーたちを中心とする青春群像劇を描いたボーイズラブ作品。(Wikipediaより) …と、そんなわけで、今回は『映画 ギヴン』の公開を勝手に記念して、とある人物にインタビューをして参りました。 お話を伺ったのは、いま巷で大

          【非公式】『映画 ギヴン』公開勝手に記念インタビュー【ネタバレなし】

          推しの顔が変わっても愛せるか

          こういう文字を綴るサイトでマイページを作っていると、数々の二次創作サイトを思い出す。 あのときの私は、○番目の自由な小鳥だったし、パスのために身長と誕生日を足し算したし、☆をクリックしてお気に入りのサイトを定期的にチェックできるようにしていた。 …フォレストページ様と確かに恋だった様には大変お世話になりました。 グミを食べながらこれを書いているんだけど、右の奥歯がツーンと痛んだので、そろそろ歯医者に行かないとなあ。 本題に入ろう。 今回は、最近とある人から投げかけられた

          推しの顔が変わっても愛せるか