笑う理由
4歳の娘と一緒に笑い合う時間が増えました。
娘が言ったことやしたことが面白かった時、絵本で面白い箇所を読んだ時、一緒に笑い合います。
少し前まで、このことが少し難しかったのです。
娘の言葉遣いや仕草がかわいかった時、大人が笑うと、娘の顔は一瞬で曇り、私の服の裾を引っ張って隠れてしまっていました。
注目されて恥ずかしいし、一生懸命したことなのに笑われて悲しいという気持ちが大きかったのだと思います。
そのことに気づいてからは、娘のしたことがかわいいと思って笑うことを娘の前では我慢するようにしていました。
娘の気持ちを尊重できていなかったな、と反省しました。
ここ最近、娘が自分から面白いことを言ったりしたりして、一緒に笑ってくれることが増えて来ました。
それは、大人が一方的にかわいさを見出して笑うのではなく、娘が「こんな楽しいことがあるよ」と私に共有してくれる時間です。一緒に笑うと娘との関係が深まったようでとてもうれしく感じ、娘を1人の人間として見ることの大切さを改めて考えさせられました。私が先に笑った時は「いまはなにがおもしろかった?」と娘が訊いてきて、説明すると、娘がまた笑いだします。
面白い絵本を読んだ後は、「ちょっとだけっていってたのにぜーんぶたべちゃったのがおもしろかったね」などと、面白かったところを娘が教えてくれて、また一緒に笑います。私が面白いと思ったところと重なっているとうれしいし、違っているとそんなことを考えているんだ、と娘の内面を知ることができる喜びがあります。
今日は寝る前に、おばあさんがポップコーンを食べて鳩と仲良くなり、友達の家まで運んでもらうお話を読んで、たくさん笑って眠りました。夢の中でも笑っているといいな。