今できることを精一杯
写真は、今週末にお店のサークル企画でお邪魔した、宮崎県でも秘境的な魅力のある鹿川集落の奥に位置する鹿納山登山口に設置された案内板です。この案内板の経緯は、クライミングパートナーであり地域を愛しているPORTAL宮崎のオーナーから聞かされました。また、添付している記事を書いた、今年仲間入りしたmayukotことPORTAL宮崎の秘密兵器的スタッフからもうかがいました。
今までは、「○○山登ったことある」、「あそこの登山道よりこっちの登山道の方がいいよ」など簡単に言っていましたが、山を整備されている方、その地域で鳥獣と共存、格闘しながら生活をされている方を全く知らずに【宮崎県の山制覇した】と自負していました。今回の サークル登山で立ち寄った集落で朝から地域の行事をささやかに行っている場面に出会いました。お店のオーナーの人脈もあり地域の人から暖かい視線をいただき、このご時世で例年のように神楽や祭りが行いないことを伺い、改めて【お邪魔します】の思いを感じまいた。地域の人たちの視線は、僕たち世代からしたら大先輩たちですが暖かく、もっといろんな話がしたい、もっと若い人達に地域のことを知ってほしい。こちらも時間があまりありませんでしたが、もっと山の生活を伺いたい。と思える時間でした。
このご時世をプラスに考え、もっと地元を知り、地元のいい場所、いい習慣、歴史や人と人の繋がりを大切にすることにより、現代の生活で不要であることと、もっと大切にすべきことが見えてくるかもしれんせんね。確かに山や川のように途方もない年月で構築される見える景色もあれば、目には見えないけど話すことで豊かになれる存在もあることを感じました。個人的には、知らない人と話すことが苦手な僕ですが、相手も僕を知らないのにいろいろ話していただいてることを想うともっといろんな話を聞かせていただき、僕もそれを別の人に伝えられるメッセンジャー的な存在になれればカッコいいですね。
誰が登るのか、来るのかわからないのに案内板を立て、ピンクテープをつけ訪れた方に安心していただき、地域の絶景を堪能していただけるよう努力する。若輩者の今の僕には、到底まねのできない世界を感じた時間でした。ありがとうございました。