計量カップが壊れた日|モノ選びの本質を考える
「計量カップって必要?」
計量カップの破損をきっかけに、今までふつふつ思っていたことをつぶやいた。
まずわたしの家は賃貸で広くもなく、収納場所がそれほどない。
もともと不必要なものは処分していく性格だったので、それほど不要なものがあるわけではない。
そして、月に1回くらいは部屋をカテゴリー別に(キッチン、洗面所というように)ものを見直して断捨離する。
キッチンが断捨離のターゲットになったときも、計量カップは必要なものに分類され、わたしの仕分けからまぬがれ続けてきた。
しかし、計量カップは重ねてコンパクトに収納ができない。
使用後は洗って乾かしておくために、しまう収納ではなく、かける収納になりがちでいつも目につく場所にあったので「ジャマだな~…」と感じることが多かった。
ボウルを出すのがめんどうな時に、目の前に置いてある計量カップを手に取り、卵を溶くのに使ったりしていた。
急遽の代理で使うことがあっても、
「計量カップの本来の使い道の水の量を測るのって使用頻度が低くない?」というか「そのためだけの道具ってよくわからないよな?」、「その割に場所取りすぎていない?」と1度思い出したら、ふつふつと疑問がでてきたのだ。
わたしの憧れのくらしは、よく聞く自分のお気に入りだけを持って、少ないものでシンプルに暮らすというものだった。だからといって、ミニマリストになりたいわけではない。
通称ではなくて自称ミニマリストくらいでいい。
「さて、計量カップはいるのか?」
そんなある日、水を計量しようとしたら、水がダダ漏れしだしたのだ。
何度かお湯を入れて計量をしていたためか、キャパオーバーを起こし、熱さでひび割れを起こしたのだ。
「よっしゃ、これで気兼ねなく処分できる。今までありがとう。」
という感謝の気持ちを一瞬で切り替え、次買う計量カップのことを考えた。
次はコンパクトな場所をとらないような計量カップがいい。
でも計量カップがコンパクトって水の量計れなくない?など考えているうちに、たまに計量カップをボウル代わりに卵を溶いていたことを思いだした。
ボウルと計量カップが一緒になってるものがあったらいいのに…!
「ボウル×計量カップ」で検索…
あったのだ。人類は必要なものをもう作っているのだ。
これとっても良さそう!
見た目もスマート、スリムでわたし好み。
しかもステンレスというのがポイントが高めだった。
わたしはインテリアについて木製のもの好みだが、調理器具については、きれいに洗浄しやすくスマートな見た目のステンレス製のものが多い。
ステンレスは長く持つし、木製より洗いやすく衛生面もよろしい(厨房で長年働いていたからか余計そう思うのかもしれない)。
ミニボウルがあればちょっとした卵を溶けるし、ちょっとした野菜を入れてもレンジで加熱もでき………ない!
ステンレスはレンジ不可。
使いこなせるかわからないわたしには少々お高めのこのボウルを買う勇気がなくなった。しかも3つも要らないなと…。急に我に返った。
プラスチック×ボウル×計量カップで検索。
なんと条件がそろっているものがセリアで発見!
ミニボウル2つで110円はとてもコスパ最強!メリットとデメリットも考えてみよう。
【メリット】
1.レンジで加熱調理も可能
2.計量カップを購入する必要がなく場所をとらない。
3.計量カップより耐熱性がある。お湯も計れる。
4.注ぎ口がある。
【デメリット】
1.1回に計れる量が少ない。(300ccまで)
2.計量の線が見にくい。
100均には便利グッズもまだまだあるので、自分の生活スタイルに見合ったツールを探して取り入れる。
まずはこれで試して良ければ次の買い替えが来たときに、その時のデメリットを考えより長く使えるようないいものを買えばいい。
これがまさに憧れのすきなものに囲まれてシンプルにくらすということにつながるのではないか?と自分に言い聞かせた。
SNSではおすすめ商品があふれているが、まずは自分が今必要としている条件に合うものに意識を集中して検索・購入検討をしていかなければならないなとあらためて感じたのだった。
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