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台風につき考えたこと、いろいろ

今回の台風10号はゆっくり進んでいて、大雨や暴風域の範囲が広いので。
影響を受けている方々に置かれましては、お疲れ様でございます。

さて、台風が来るたびに、いつもぼんやり考えることがありまして。
今回は、そういうのを自分用にまとめてみました。
みなさんにもいろいろとお考えがあると思いますが、ご参考まで。




まず、台風って、その備えから、非難の対応、被災してしまった後の後片付け等、本当に大変だと思うのですが。
長い時間軸で眺めてみると、そのおかげでうまく行ってることもあるかな~、とも思います。

例えば、沖縄近辺の海は、台風のおかげで淀んでいたものが一掃されるからキレイ、とか。
河川の堤防の弱いところに決壊が起きるから、事後、その部分が補強されて、次の台風のときは大丈夫、とか。
台風は、ただ「百害あって一利なし」的に避けるべきものではないかな、と思うのです。

あと、鴨川という田舎に住んでるとすごく実感できるのですが。
こういうのは、都会でもあるのかどうか、分かりませんが・・。

台風やその他の災害があると、まず各地に置かれたスピーカーやメールを通じて、警報や避難に関する情報をアナウンスしてくれたり。
実際に、小中学校を開放して、避難所として利用できるように運営してくれたり、などなど。
役場や警察、消防、自衛隊、インフラ系のお仕事の方々がしてくださっていることって、とてもすごいことだと、ありがたいことだとと思うのです。

自分の家も大変なはずなのに、それを横に置いて、公共のために尽力してくださっているわけなので。
災害が起きる前後にはいつも、感謝と尊敬の念でいっぱいになるのですが。
そういう貢献に対して、例えば、特別手当が出る、とか。
もうちょっと社会的に報われる仕組みが欲しいなあと思います。

最後に、この手の自然災害は、コントロール不能なものであって。
そういう意味では、死や病気や事故や社会環境の変化も、(身近な人も含めて)他人の考えや行動も、アンコントローラブルなものだと捉えているのですが。

そういう「アンコントローラブル」に対して大事なのは、自分の対応だと考えています。
それらといかに向き合い。
どんなシナリオを想定して、どんな基準で、どんな行動をとるかを準備をしておいて。
実際にそうなってしまったら、如何にその事実を受け入れるか・・等々。

全ては自分の問題・・という視点を持っていれば、そんなにパニックにならずに、落ち着いて対処できるのではないか?と思うのです。
とはいえ、こういった心構えの類のものは、経験と後悔と学びを積み重ねて、やっと構築できるもの・・とも思うので。
台風が来るというときでも、とても貴重な学びの時間・・と捉えることができれば、前向きに物事を見れるのかもしれません。

そういった文脈で言うと。
よく、午前中から夕方までテレビでやってる情報番組なんかで。
新幹線が止まって、高速バスもホテルも予約でいっぱい・・という状況で困ってる人たちの取材をしてたりするけれども。

地震とか事故とかと違って、台風はある程度の予測ができるわけで。
つまりは、比較的、コントロールしやすいもの、と言えるわけで。

なので、そういう状況が分かっていて、遠出していて、立ち往生しているのは、そう判断した自分(や組織)の責任だよね、と思うのです。
きっと彼らも、自分なりのリスク/リターンの基準があって判断したことなんだろうから。
まあ、その結果を受け入れて困っていればいいことだし。
もし今回後悔したのであれば、今後の似たような状況判断に活かせばいいだけの話なんじゃないかな~って思います。




とまあ、いろいろ考えてみましたが。
どんな視点を持って眺めていようが、ことが起きれば対処するだけ、ということに変わりはなくて。
なので、できるだけ事後の状況のイメージを持って、事前に準備をしておくだけ。
・・というありきたりな結論には変わりはないんですよね~。

ただ、実際に被災した人たちに対して、社会的な仕組みとして、あるいは個人の行動として、どうサポートするか?
という課題は残ってる、とも思ってます。

ちょっとした、ブレーンストーミングでした。
ではみなさん、お気をつけて。

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