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Power Automate for desktop(PAD)でCopilotによるフロー作成が可能に

ちょっと前にMicrosoftが宣伝していた生成AIによるフロー作成機能が一部リリースされました。(ただしプレビューかつ米国環境のみ)
これまではフローの解説のみだったので進歩しています。

既にクラウドフローでは類似の機能がありまして、そのPAD版です。
まず、ホーム画面でCopilotに自動化したい内容を書くと、フローを作成してくれます。

新しいホーム画面
いちおう日本語でも動きます

フローの作成画面でもやりたいことを書くと、アクションが追加されます。追加されたアクションは、コメントとリージョンに挟まれ、AI生成したことがわかるようになっています。

AIによる作成例
やり直したいときはUndoを押します

今のところちょっと触っただけでの感想ですが、ホントの初心者でPADを触ったことが無い方やプログラミング経験が全然ない方には、補助にならないでしょう。

一方で、基本操作は習ったけれどアクションが多すぎて何から始めれば良いか途方に暮れているという方には、役に立つかもしれません。
加えて、指示文を小分けにして少しずつ追加していくと、割と良いのかなぁ、と思いました。

但し問題点は、結構な頻度でおかしなアクションを生成することです。
PADの文法に存在しないメソッドやプロパティを勝手に編み出すので、「不明なアクション」エラーになってしまいます。

エラーの例
不明なアクションでエラーになる

エラー箇所をコピーしてメモ帳に貼れば原因が推測つきますが、これでは親切ではありません。
自分でやった方がスムーズでしょうし、逆に入門レベルの方は余計に混乱するかもしれません。

メモ帳に貼り付けた様子
メモ帳にエラーを貼り付けてみた様子。
File.GetFileSizeというアクションはないので創作してしまっている

間口を広げる機能となる可能性はあるので、今後の改善に期待です。

PADの記事はこちら👇にも色々あるので、宜しければご覧ください。
#Power Automate for desktop | 株式会社KMDS

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