(夏休み企画)広島旅行記 グレートですよ 広島は
(デジタル版編集部注)
以下の記事は熊大新聞の記者が夏休み中に旅行した時の体験談である。
自然の良港 呉
8月10日。呉駅に来た。目的地は大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)とてつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)。前者は駅から歩いて行ける距離にある。「平和学習の場」として開放され、実物の兵器や歴史的資料が展示されている。全長26.3メートルもある10分の1戦艦「大和」に圧倒させられた。「呉の歴史」では呉が明治時代から軍港として発展した経緯を学んだ。大和が沈んだ際の戦死者に関する資料は彼らが生きていた証を胸に刻まされるだろう。大型資料展示室に展示されている兵器は無骨に思える。特攻兵器「回天」や零戦は兵器という自明さを実感した。零式艦上戦闘機六二型が特に来館者の注目を浴びていた。2025年2月中旬から2026年3月末までリニューアル工事のため休館する予定。次に、てつのくじら館に向かった。大和ミュージアムの真正面にあり、海上自衛隊の活躍を紹介している。陸上展示された潜水艦「あきしお」は内部に入ることができ、潜望鏡から呉港の景色を見られる。史料館は3階建てだ。海上自衛隊の歴史や活動内容、潜水艦の技術などが紹介されている。潜水艦の艦内のベッドや食事、通信設備が見られた。
広島市内
広島市内へ戻り、原爆ドームを見た。原爆ドーム世界遺産登録記念碑において被爆で亡くなられた方へ哀悼の意を捧げた。天井の鉄骨やレンガから原爆の被害を考えると心が痛んだ。補強の鋼材がのぞき見えて、広島市の保存、管理の努力を感じられる。外国人観光客が想像より多かった。夕食は居酒屋である「えこ贔屓」で食べた。たこ天ぷらは甘く、ご飯が進む。あなご重は宮島の食事処より美味しいのではないかと思う程だった。香ばしさとあなごの甘さが忘れられない!
神秘とグルメの島
8月11日。宮島にフェリーで移動した。厳島神社の鳥居は海にそびえ立っており、見た人に威厳を感じさせる。社殿内を歩くと、潮が満ちてきており、不思議な光景だった。参拝した後、紅葉堂の揚げたもみじ饅頭「揚げもみじ」を食べた。あんこと瀬戸内レモンを選んだ。瀬戸内レモンはあまり酸っぱくなく、皮と合う味。やまだ屋はもみじ饅頭の種類が豊富であり、それ以外の菓子も多い。もみじ饅頭(抹茶)と餅ずんだを購入した。あんがそれぞれ美味しく、ゆっくり噛みしめた。もみじ饅頭以外の菓子、藤い屋の「いろはもみじ」も美味しい。豆を寒天と砂糖で煮詰めたもので包み、表面が結晶となっている。外はしゃり、中はふっくらして食感が良い。豆と寒天がハーモニーを奏でる美味しさだった。甘さは控えめで茶を飲みたくなる。驚いたことに、島内に鹿が多く、食べ歩きの際に紙袋を食べられる。虎視眈々と狙っているのだ。
次は平和記念資料館と宮島水族館に訪れることができるように予定を組みたい!
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