見出し画像

阿部さんから、招待状が届いた。

企画メシが、はじまる。

今年の目標の一つは、コピーライター阿部広太郎さんの企画メシに参加することだった。

先日プレイベントがあり、僕は書籍付きチケットを買っていた。
自宅に阿部さんの直筆の手紙と書籍「待っていても、はじまらない。潔く前に進め」が届いた。

表紙を開くと、金色のペンで、「自分の道は、自分でつくる。」と阿部さんのサイン入りメッセージがあった。

その言葉は、僕の心に響いた。僕は学生時代までは、決められたレールの上を歩んできたが、就活の頃から、レールから外れて、友達の進路や親の期待とは異なる道を歩みだした。その道を肯定し、背中を押してくれるような言葉だったからだ。

本が届いた当時は、なぜか家中の掃除がしたいという欲求に駆られていて、朝6時から、仕事に行くまで、毎日掃除、断捨離をし、帰宅後も、昔の日記をシュレッダーにかけたり、トイレ掃除をしたりと忙しく、なかなか本が読めなかった。

でもそれは、これまでの生活が次のステージに進んで、あたらしい出会いや出来事を受け入れる準備なのではないかと、期待感を感じている。

ようやく落ち着いて、本が読めるようになったので、学んだことや思ったことをここに忘れないように、書いておこうと思う。


まず、脚本家渡辺雄介さんと阿部さんの対談から学んだこと。

渡辺さんは自分のやりたいことに執着せず、勝てる場所を探したということが書いてあった。

僕も、昔はLINEスタンプを1000個作ることを目標にして、売れないスタンプを量産していた。かつて友達に教えてもらった「せんみつ」という言葉を信じていたためで、1000個作ればそのうち3つぐらいのスタンプはヒットするだろうと思っていた。
まだ、その目標をあきらめたわけではないけれど、机にかじりついて、LINEスタンプをひたすら作り続けるということはしないことにした。

勝てる場所を探す。

大事なことだと思った。僕は今、蟹江町の町おこしやカードゲームを作ることなどを通して、他のLINEスタンプクリエイターとは違う方法での勝ち筋を模索している。


企画メシ第一回の課題で、悩みを言葉にするという課題が出ている。その課題に対して書こうと思ったけれど、書籍に答えのヒントがすでに書かれていたので取り消した悩みがある。

悩みは、「蟹江町の町おこしとして飲食店などのPRをしているけれど、取材のために交通費や飲食代がかかるばかりで、お金がもらえない。」というものだ。お店側は、「無料なら、やってもらっていいよ」というスタンスだ。

この悩みに対するヒントは、映画監督松井大吾さんとの対談での阿部さんの言葉にあった。

いきなり会社の仕事にできる訳じゃなくても、自分の気持ちを優先して、見返りは求めずにとことんやる。信頼関係を築く。他の人はそこまでやってないことをやる。そうやって仕事を重ねてきました。

待っていても、はじまらない。潔く前に進め(阿部広太郎著)p.80

流石僕がリスペクトしてやまない仕事人、阿部さんの金言。

仕事の対価はお金だけではない。お金がもらえなくても、そこまでやるかというところまでやる。相手の期待を上回る。そうして信頼関係を築く。信頼関係ができれば、そこから新しい仕事が生まれる。

目先の利益にこだわらず、目に見えない、信頼とか、笑顔とか、応援してくれる人たちの言葉とか、こうなるといいなと思う未来の姿とかを原動力にこれからは活動していきたいと思う。


また、芸人芦沢ムネトさんとの対談からは、企画メシで出会う仲間との関係の築き方についてのヒントが書かれていた。

芦沢さんは友達力がすごいらしい。友達をつくる上で心掛けていることは、

「思ったより向こうの土俵にいく」

待っていても、はじまらない。p.118

企画メシに参加している人達はいろんな人がいるので、ぜひ、相手の土俵に敬意をもって入っていって、仲良くなりたい。


この本を読んで、企画メシに参加するうえで、身につけたいと思う習慣もあった。それは、毎回の講師の書籍とインタビュー記事を読み、考え方をあらかじめ知っておくということだ。

早速、「マカロニえんぴつ青春と一緒」、「読みたいことを、書けばいい」などの本を購入した。


とにかく、企画メシに参加できることがうれしくて、ワクワクしている自分がいる。全力で取り組んで、いい経験にしたい。


いいなと思ったら応援しよう!