ミクジュー

イラストレーターミクジューの読書記録や日々考えていることなど。2024企画生

ミクジュー

イラストレーターミクジューの読書記録や日々考えていることなど。2024企画生

最近の記事

目的が大事。

8月17日、企画メシ第三回「バンドの企画」の講義があった。ゲスト講師は江森弘和さん。書籍「マカロニえんぴつ青春と一緒」と今回の講義を通して、江森さんのキャリア形成の話と、マカロニえんぴつの活動の舞台裏、江森さんの考えや経験が語られた。 最も印象に残ったのは、「結局何がしたいかという目的をシンプルにすること」という話だった。ロックバンド、アーティストとして活動していると、目的がだんだんグチャグチャになってしまう。それをシンプルにすること。そのうえで、本質的にアーティストとして

    • ルックバックの感想と企画メシ第2回

      チェンソーマン作者藤本タツキ先生の映画「ルックバック」を観てきました!漫画をテーマにした二人の女の子の物語です。 劇中で最も印象に残った言葉が、 主人公藤野が絵がうまくなりたいと思ってネットで「画力アップへの近道」というサイトを見るのですが、そこに書いてあった という言葉です。 僕もイラストを描いているのですが、上手くなりたいと思いつつも、最近全然絵を描いていなかったので、とにかく描かなきゃ上達しないなと、反省しました。 もう一人の主人公京本の描いているスケッチブック

      • 熱量と配慮。

        企画メシ第二回、書籍の企画で学んだことは二つ。 ①相手目線で考える。 ②人生を賭けるとは、本気で取り組むということ。 1.相手目線で考える。 今回のゲスト講師今野良介さんから事前に出されていた課題は、 依頼文とは相手に伝えるものだから、伝わるようにしなければならない。 第一回の講義で学んだことと同じ。 伝えるのと、伝わるのはちがう。 相手のことを調べて、相手目線になることが大切だ。 忙しい相手に対して、「どうか3分ください」といったフックになる言葉を使う。 著名人に依

        • エンタメの価値

          私は2014年から約10年イラストを描き続けている。 2014年になにがあったかというと、LINE Creators Marketで誰もがLINEスタンプを作って販売できるようになった。 当時はネットニュースで、「LINEスタンプで月100万円稼ぎました!」とか「トップクリエイターの売り上げがエグい!」とか言われており、 私も金欲しさにLINEスタンプを描いてみようと思った。 しかし、スタンプを作っても売れない。1か月かけて作ったスタンプが売り上げ100円にも満たない。

        目的が大事。

          ミクジューの名前の由来

          私はミクジューというペンネームで、イラストレーターをやっている。LINEスタンプクリエイターを始めたのは2014年で、当初はkmd24というペンネームで活動していた。 kmd24という名前はコメダ珈琲で大学時代バイトしていたことと、当時の年齢24歳からきている。 しばらくはこの名前で活動していたが、SNSでフォロワーさんとやりとりするときや、友達にペンネームを伝えるときに、「kmd24」というのが伝わりにくいし、覚えにくいということに気づいた。 そのため、もっと覚えやす

          ミクジューの名前の由来

          人との出会いは、音楽との出会いでもある。

          坂本龍一のenergy flowという曲を聴くと、初恋の人を思い出す。 ボブ・マーリーの映画の宣伝を見ると、中学の時学園祭でボブ・マーリーを歌っていた同級生を思い出す。 中島みゆきの曲が流れると、子供の頃、皆が遊戯王カードをプラスチックのカードケースに入れて集まって遊んでいた中で、 中島みゆきのCDがいっぱい詰まったプラスチックのケースとコンポを持っていつも来ていた親友のことを思い出す。 音楽を聴いた時に、思い出す人がいる。 今僕は阿部広太郎さん主宰の企画メシに参加し

          人との出会いは、音楽との出会いでもある。

          そもそも「自分の広告」とは?

          2024年6月29日(土)、企画メシ2024の第一回目講義「言葉の企画」に参加した。 事前課題として、次のようなものが出ていた。 まずは、阿部さんの「コピーライターじゃなくても知っておきたい心をつかむ超言葉術」を読み返した。 p.34からの良い広告と悪い広告について書かれているところで、「広告をつくろうとすると、あれもこれもと伝えたいことを盛り込もうとしてしまう。ワンキャッチ、ワンビジュアルが大事だ。」というようなことが書かれていた。 最初は自分の広告を作る上で、 「イ

          そもそも「自分の広告」とは?

          阿部さんから、招待状が届いた。

          企画メシが、はじまる。 今年の目標の一つは、コピーライター阿部広太郎さんの企画メシに参加することだった。 先日プレイベントがあり、僕は書籍付きチケットを買っていた。 自宅に阿部さんの直筆の手紙と書籍「待っていても、はじまらない。潔く前に進め」が届いた。 表紙を開くと、金色のペンで、「自分の道は、自分でつくる。」と阿部さんのサイン入りメッセージがあった。 その言葉は、僕の心に響いた。僕は学生時代までは、決められたレールの上を歩んできたが、就活の頃から、レールから外れて、

          阿部さんから、招待状が届いた。

          【小説ぺろ太郎】第2話:部屋の乱れは心の乱れ

          おばぁの家は町のはずれにあった。 庭には草がなんの抑圧もなく欲望のままに生え育っている。 年季の入った木造の家は、玄関に蜘蛛の巣がかかっている。 おばぁは玄関のカギをあけると、ぺろ太郎を中へ招待した。 「おじゃまするでやんす」 ぺろ太郎がおばぁに続いて家の中に入る。 リビングには読み終わった雑誌が10冊ほど乱雑に積まれ、床はほこりがたまっていた。 「ぺろ太郎ちゃん、あたしゃ昔はきれい好きで掃除も毎日してたのよ。 でもね、この年になると、体の節々が痛くなって、気力も失せち

          【小説ぺろ太郎】第2話:部屋の乱れは心の乱れ

          [小説ぺろ太郎]第1話:はじまり

          どれくらい時間が経っただろうか。 彼は自我を認識してから、自分がなぜうさぎなのか、この公園はどこなのだろうか、ここで待っていれば誰かが迎えに来てくれるのだろうか、 さまざまなことに思案をめぐらし、ただ流れていく時間を感じ、 空腹に耐え、小鳥のさえずりに耳をすましていた。 彼の白い毛並みは汗のにおいを発し、風で舞い上がる土によって汚れていた。 「おなかがすいたでやんすー。」 そこへ杖をついたグレーの髪を束ねたおばぁがやってきた。手には小皿を持っている。 「かわいそうなう

          [小説ぺろ太郎]第1話:はじまり

          最期の思いを知ることができる珠

          町田そのこさん著「ぎょらん」という小説を読みました。 亡くなった人が最期に思いを残せる珠、それがぎょらん。都市伝説のようなお話でした。 「死」をテーマにした小説でしたが、登場人物は、亡くなった人が自分を憎んでいたのではないかとか、その人の死を後悔しているとか、いろいろな人間模様が描かれていました。 ぎょらんは人が亡くなった後に、その人とつながれる糸のようなものでしたが、 私たちは、人が亡くなってから後悔するのでは遅いということを読んでいて感じ取れました。 人が亡くな

          最期の思いを知ることができる珠

          身近なところ、目の前のことに集中!

          「君は誰と生きるか」(永松茂久さん著)を読みました。 私も人との出会いは人生を変えると思っていて、あたらしいコミュニティやイベントに積極的にでるようにしているところがありました。 しかし、この本では、人脈は狭く、深くがベスト。「出会いを求めてさ迷い歩くのはお金と時間がもったいない」という話が書いてあって、いままでの価値観がひっくり返されるような内容でした。 確かに、本当に困ったときに下心なく自分を助けてくれる人って、ちょっと外に出かけて行って出会ったような浅いつながりの

          身近なところ、目の前のことに集中!

          英語力を鍛える

          新井リオさん著「英語日記BOY」を読みました。 中田敦彦さんのYouTubeチャンネルでも紹介されているこの書籍では、英語力をお金がなくても鍛えられるさまざまなアイデアがたくさん紹介されています。 私も英語力を向上させたいと思っていまして、オンライン英会話についても調べました。 Best Teacherというサービスが私にはあっているかなという結論に達したのですが、まだサービスは利用する予定はありません。 まずは以前購入したアメリカの大人気ドラマシリーズFRIENDS

          英語力を鍛える

          俺の好きは奪えない。

          加藤シゲアキさんの小説、「オルタネート」を読みました。 その中で心に残ったセリフがあります。 料理人をめざす三浦くんが、ちいさいころ、おままごとがガチすぎるといじめられたけど、やめなかったという話のあと、放ったセリフです。 強い意志のある言葉だなと思いました。 私も2014年からLINEスタンプを作り続けていますが、親友にも親にも「そんなガキの小遣いにもならんものやめちまえ。」といったようなことを言われてきました。 たしかにLINEスタンプで稼げたお金は少ない額だっ

          俺の好きは奪えない。

          賢者は身近なところにいる

          喜多川泰さん著の小説、「賢者の書」を読みました。主人公サイードが旅に出て、9人の賢者に教えを受け、人生のビジョンを見つける物語です。 それぞれの賢者が人生で大切な事をおしえてくれます。 この小説を読み、 という一文が心に残りました。 最近Netflixでストーンオーシャン(ジョジョの奇妙な冒険6部)を見ていますが、人の出会いには引力があるという考え方に共感しています。 すべての出会いには意味がある。その時点ではわからないこともあるけれど、それから時間が経って振り返っ

          賢者は身近なところにいる

          お金以外の価値について考える

          最近蟹江町の魅力発信のために、LINEスタンプを作ったり、キーホルダーのプレゼント企画をしたり、イラストをショッピングモールで展示していただいたり、音楽や動画を作ったりしている。こういったことを将来的には仕事にしていきたいと思っているのだが、今のところLINEスタンプの数百円の売上にしかつながっておらず、蟹江町に通ったり、取材したりするのにかかるお金と比較すると赤字が続いている。 今回読んだ本は、クリス・アンダーソン著「FREEフリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略」だ。

          お金以外の価値について考える