他者承認より、自己承認
2024年10月19日、企画メシ第5回「チームの企画」の講義がありました。
(企画メシって何?って方は、こちらをご覧ください→企画でメシを食っていく)
事前課題へのフィードバックや質疑応答も含め、2時間にわたって、阿部さんの「企画書」や、「チームの企画」についてのボリューミーで濃密な内容の講義が繰り広げられ、大変勉強になりました。
中でも印象に残ったお話は「企画書は誰のために作っているのだろう?」です。
わたしは、これまで企画書は「相手のために」つくるものだと思っていました。
だから、仕事で企画書を書くときも、
相手がどういうことに興味があるのか?
相手がどんなことを知っていて、どんなことを知らないのか?
その企画をすることで、相手にどんなメリットがあるのか?
相手にとって、どんな事が負担だったり、煩わしく感じてしまうだろうか?
など、
相手のことを考えて企画書を書いていました。
今回の企画メシの講義で阿部さんは、
「企画書は、自分のために作ってきた。正確に言えば、相手に喜んでもらいたいと願う、自分のために作ってきた」とおっしゃいました。
だから、スルーされても落ち込まない。
企画書を提出しても、いまいち反応が良くないことがあります。
だからと言って、落ち込んだり、自信を無くしたりしなくていい。
自分の心を通った企画書であったのならば…。
これはつまり、他人に認められようとして何かをするというのではなくて、
自分が納得できるものを作る、自分が納得できるために行動するということなのだと思います。
最近、自分自身の目標の立て方が変わってきています。
昔は「賞を受賞したい」とか、「フォロワーやいいねをふやしたい」とか、「LINEスタンプのランキングで1位をとりたい」とか、そういった目標を立ててきたのですが、
(それらの目標を達成することも素晴らしいことだし、私にとってはそれらの達成が難しく、あきらめてしまっているという側面もあるのですが)
現在は、
「自分が面白いと思う漫画を描く」、「権威のある有名な人に認められようとするよりも、身近なところで、関わりのある人を笑顔にするために何かをする」、「頑張っている人、魅力的な人やお店にスポットライトを当てて、応援したい」など、
他者承認欲求や自己顕示欲に基づく目標を抑えて、
自己承認欲求に基づく目標を立てるようにしています。
ちいかわはフォロワーさんが何十万人もいて、毎日の投稿に何千といいねがつきます。
ぺろ太郎はXのフォロワーさんが2000人くらいで、いいねも10個くらいです。
でも、それでいいのです。
ぺろ太郎は、ちいかわになれないが、
ちいかわも、ぺろ太郎になれない。
ちいかわにはちいかわの、
ぺろ太郎にはぺろ太郎の役割があります。
ミクジューは今、ぺろ太郎で蟹江町を舞台にした漫画を描いていますが、
蟹江町に行くと、お店の人や、マルシェの方、商工会の方、町役場の方、観光センターの方、みんな笑顔で、協力してくださいます。
そのことがとても、幸せなことで、日々充実感を感じています。
企画書だけでなく、自分が取り組むいろんなことに対して、他者承認よりも、阿部さんがおっしゃった「自分の心に届いているか」ということを大切にしていきたいです。
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