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万能薬?人々を魅了するレモンバーム


レモン〇〇

レモングラス、レモンバーベナ、レモンマートル、レモンタイムそしてレモンバーム。
レモンと付くハーブはいくつかあります。

レモンバームには、その二つ名に魔法薬のような名が付けられています。
これは後ほど。

レモンバームは、またの名をメリッサといいます。
ちなみにポルノグラフィティのメリッサにはレモンバームは出てきません…

不老不死の万能薬

レモンバームには、そう呼ばれた歴史があるそうです。
14世紀から16世紀のルネサンス期、美の革命が起きたヨーロッパに於いての呼び名です。 医化学の祖、スイスの錬金術師のパラケルススが、レモンバームをそう呼んだらしいです。

レモンバームに期待し過ぎじゃないかしら?

万能薬と聞くと魔法っぽくないですか?
魔法といえば、ハリー・ポッター。
魔法で薬…
スネイプ先生だ!
おっと話が逸れてしまった。

カトリックの修道会であるカルメル修道会は、レモンバームやレモンの皮、ナツメグ等のハーブを加えたリキュール「カルメル水」を17世紀に万能薬として売っていたようです。

今でも売られているらしいので、ずいぶんと愛されてきたハーブとなります。

万能薬なんて大層な呼び名だと思いますが、レモンバームは、ルネサンス期より以前にも愛されてきたハーブみたいです。

さかのぼれば、ギリシャ神話にも登場します!
なんと!あの全知全能の神ゼウスが幼いときに、ゼウスをはちみつで育てたのがメリッサという娘だったという話。
レモンバームの別名メリッサは、古代ギリシャ語で、はちみつの意。
はちみつとレモンバームは、ずいぶん深い関係のようですね。

深い関係の話として、こんな話もあります。
古代ギリシャの人々は、甘いのものが大変貴重でした。
いつも「甘いものどこじゃ〜!」ってなっていたとか…
そんな古代ギリシャでの甘味の代表は、はちみつだったようです。

はちみつ通の古代ギリシャ人が言うには、
「なに?美味しいハチミツが知りたいって?」
「そりゃ〜レモンバームのハチミツが1番に決まってるだろう!」って言ったか言わないとか。
今でもレモンバームのハチミツって売ってるのかな?
レンゲやアカシアは、聞いたことあるけど、是非食べてみたいです。

ここまで来ると、とんでもない歴史のある愛されすぎているハーブですよね。

そんなに凄いんじゃ、手に入らないんでしょ?

そう思いませんか?
いや違います!
苗はホームセンターで売ってますよ!
そして、めっちゃ育てやすいです。
勝手に増えるんですよ。あいつは…
「フレッシュハーブでお茶を淹れようかな」
そう思い立って、鉢植えのレモンバームの新芽から数センチを摘み取る。
1週間後には元通りの大きさになっているから驚きます。
収穫出来すぎるので、僕はドライにしています。

万能薬って言われてたのは分かったけど、ハーブティーの味は、イマイチなんじゃない?

いやいや、百聞は一見にしかず。
味わったことのない方は、是非飲んで欲しいです。

レモンバームは、ハーブティーにしてこそ美味しい爽やかな香りと味があります。
たぶん、ハーブティーが苦手でも比較的飲みやすい方だと思います。

夏でも冬でもHOT!

まぁ、レモンか?と言われると「う〜ん」と首を傾げるのですが、でもその香りは心を落ち着かせてくれます。
なんせ、ミツバチを落ち着かせるために、巣箱をレモンバームの葉で拭っていたこともあるらしいです。
働き者のミツバチが落ち着くんだ。
怠け者の僕が、リラックスしないワケがないんだよ。

僕は挑戦したことがないのですが、レモンバームをサラダに入れたり、オイル漬けやビネガー漬けにするといった使い方もあるみたいです。

食事以外では、化粧品にも使われています。

ここまでくると確かに万能なのかもしれないですね。

こんな感じで、レモンバームの人々からの愛され方を紹介しました。
レモンバームは、ハーブの中でも特に古くから人々を魅了しているハーブであるとお分かりいただけたと思います。

ドライハーブも入手しやすいので見つけたら、是非手にとって欲しいです。
それではよいお茶ライフを!


まとめ


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