やまがみ茶九(さく)

お茶やハーブティーが好きです。 いろいろと思ったことなど書きます。 月曜日と金曜日に更新予定

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最近の記事

1杯に受け継がれる思い その2

お茶の思い出 その2 日記に書くような特別なできごとでなくても、過去の日常の何気ない生活が今の自分を作る。 母の紅茶だけでなく、祖母が淹れてくれた緑茶もまた、僕の今を形作る大切な一部になっている。 前回の母の紅茶の思い出はこちらから 祖母の緑茶 〇〇の思い出の〇〇には、味覚が入ることがある。 甘い思い出,甘酸っぱい思い出,しょっぱい思い出,苦い思い出など。 それぞれの思い出は、各人一つずつくらいはお持ちでないだろうか? 今回は、本当に苦かった思い出について記したい。

    • サラリーマンの哀歌 同じ空でも

      同じ空でも 雲一つない空を眺める先にポツンと悲しみが浮かぶ。 口は固く結ばれる。 会社の看板を背負った「申し訳ありません」 様々な言葉を浴びたその背中は、いつの間にか身を守るため固くなっていた。 風の強い雨雲が覆う空を眺める先に自分の醜さが映る。 頬に流れるものは冷たい。 「これも人間関係の構築だよな」 そう言い聞かせ思ってもない世辞を言う。 いつの間にか空笑いの仮面を外すことができなくなっていた。 山々を暗く染める夕焼け空を眺めるその先に臆病さが心に染み込む。 現実を知

      • 寒い夜には温かいお茶と本を

        朝晩は、ファンヒーターが欠かせなくなるくらい寒くなりました。 そんな晩に静かに飲むお茶は、とりわけ美味しく感じます。また、お供として本を読むというのも大変贅沢な時間です。 昨日の寒い晩、熱い緑茶を飲みながら高村光太郎の智恵子抄を読んでいました。 お茶が出てくる詩があってなんかいいなと思いここに記した次第です。 高村光太郎は、智恵子夫人への清澄な愛を詠った詩人です。 高村光太郎が愛を詠うにあたり、日々の生活にある小さな愛を掬い上げ、大切に言葉にしてきた、僕はそんなふうに思

        • 1杯に受け継がれる思い

          お茶の思い出 その1 日記に書くような特別なできごとでなくても、過去の日常の何気ない生活が今の自分を作る。 母が淹れてくれた紅茶は、僕の今を形作る大切な一部になっている。 母の紅茶 子どもの頃の話。 「紅茶でも飲む?」 台所にいる母が、夕飯の食器の洗い物を終えて、やかんへ水道水を入れながら居間にいる僕へ問いかける。 「うん」 テレビを観ながら僕は答える。 いつものように、母,弟そして僕のマイマグカップに日東紅茶のティーパックをセットしている(父は早寝で居ないことが多い)

          その1杯に幸せを求めて

          はじめまして。お茶やハーブティー好きのやまがみといいます。 僕は、一日の終わりには必ずお茶を飲むことを習慣にしています。 この習慣が、いつから始まったのか覚えていません。 しかし、始めたばかりの習慣ではないことは確かです。 なぜお茶を飲んで一日を締めるのだろう? なぜお茶が好きになったんだろう? お茶を啜りながら、そんなことが気になりました。 ちょっとだけ思ったことをNoteに書いてみようという次第です。 なので取り留めない文章です。ご容赦ください。 その一杯に幸せを求め

          その1杯に幸せを求めて