最強のゲーム機はなんなのか

最強。

最も強く、最も高い地位にある、最も輝かしい称号。

それに相応しい"ゲーム機"はなんなのだろうか。

ゲーム機史上、最も売れたと言われているPlayStation 2だろうか。

画像1

携帯機の中での最高売り上げ、ニンテンドーDSだろうか。

画像2

はたまた、現代の覇権、Nintendo Switchだろうか。

画像3

否——私の意見はこのどれでもない。
この中には、最強は存在しない。

ゲーム機史上最も強いゲーム機。

それは、ニンテンドーゲームキューブである。

画像4

反論があるだろうか。

まあまずは、私の論を見てからでも遅くはないだろう。

バトルロワイヤル

先に断っておくが、これはゲーム機の売上がー性能がーという話題ではない。

何の話か分かっていない鈍感な読者諸君の為に、今一度この最強についての定義を語っておこう。

それは、「ゲーム機を一つ選んで武器にできるバトルロワイヤル・デスゲームにおいて、最強のゲーム機とは何か」である。

そしてその答えこそがニンテンドーゲームキューブ(以下GC)なのである。
付いてこれているか?このスピードに。

もちろん反論は幾らでもあるだろうが、まずはこのGC最強論について語らさせてほしい。

まず、GCはそもそもの形が特徴的だ。

他に見られないその真四角のボディ
デスゲームにおいて、角の多さは評価に値する。

更にこれに付け加える形で、GCには持ち手が存在する。

長らくその持ち手の意味は不明だったが、任天堂がデスゲームを想定していたと考えるのが妥当だろう。

そして追い打ちをかけるかのように、GC非常に強度が優れている

いくら落としても殴りつけたとしても、GCは壊れる気配を見せないほどに硬いのだ。

子どもが乱雑に扱っても壊れにくいようにというユーザーファースト理念があってこその設計。

それはすなわち、大人が乱雑に扱っても壊れにくいこととイコールである。

まだ想像できないかな?

では、想像してみてほしい。

両手にGCを持ち、ぐるぐると回転してラリアットを放つ姿を。

並大抵のゲーム機では、防御することも叶わず粉砕されリタイアに追い込まれることが容易に想像出来ただろう。
因みに、ここでのリタイアはを意味する。

上記三点でGCの強力さについては理解してもらえただろうか。

では、GCが最強でこの記事を終えよう。

対抗馬現る

いや、待ってほしい。

GCは確かに最強の兵器である条件を満たしている。

これ以上に攻撃に特化したゲーム機は他に無い。

しかし、それは攻撃面を重視した結果に過ぎない。

GC明確な弱点。

それは、形が小さく取り回しがいい故に、防御性能自体は低いということだ。

だが、ゲーム機自体が強いのであれば防御性能は必要ないと思う読者諸君もいるだろう。

まだ考察が足りない。

今想定しているのは、あくまでも肉弾戦での強さに過ぎない。

ゲーム機を持って殴ることが出来るのであれば、そのままゲーム機を放り投げることも出来るはずだ。

じゃあGCを投げ続ければいいのではないか?
いや、その考えは浅はかと言わざるを得ない。

GCは据え置き機の中では小さいとはいえ、大量に持ち運ぶにはあまりに大きすぎるのだ。

戦場で無限に物を持ち運べるというのは、ゲームに脳が支配されている

ふつう、物を持ち運ぶにはコストがかかるものなのだ。

となれば、GCを投げつけるというのは現実的な戦法ではない。

ならば何なら、どのゲーム機なら投げるのに適しているのだろうか?

我々はその答えを既に知っている。

そう、携帯ゲーム機界の重鎮、ニンテンドーDS。

画像5

しかし、このDSも強度の面で心配が残る。

果たしてこの程度でGCに打ち勝てるのか。

大量に投げる?隙間を狙う?いや、そんなことをする必要はない。

DSで足りないのであれば、より強度の高いものを探す。

そう、GAMEBOY。

画像6

爆撃を耐えるという話は有名だろう。

この兵器はDSよりも更に持ち運びが容易で、大量に投げることに関しては最も優れていると言っても過言ではない。

力のGC。

技のGB。

今ここに、二大兵器の誕生を宣言しよう。

環境の席巻、そして抑止

では、デスゲームの参加者は全員がGCGBを取ることで良いのだろうか。

いや、そんなことが許されるはずもない。

このデスゲームで二種類の武器しか使われないのであれば、この話題が学会*で議論される事はないだろう。
*(注)議論しているのは結月ゆりただ一人。

強すぎる武器があるのであれば、規制が必要だ。
それはどんなゲームでもそうだ。

「参加者の内、武器の被りは許されない」

この辺りが妥当だろう。

だがしかし。
この二大巨頭の対抗馬など存在するのだろうか?

現れるTier2

最強の肉弾兵器であるGCにも欠点がある。

それは、形が真四角であるということだ。

最強の武器の所以たる特徴にも、相応の欠点がある。

まだピンと来ていないだろうか。

ならば、私の考えるGCの後釜——Tier2のゲーム機を聞けばわかるだろうか。

ずばり、それはWiiだ。

画像7

Wiiは確かに持ち手もなく、真四角でもない。

しかしGCに無い利点が一つある。

それは、薄さだ。

GCより遥かに薄いそのボディは、防具として装備するに相応しい見た目ではないだろうか?

例えば、振り回したGCがみぞおちに当たった時。

通常であれば、衝撃に耐えかねて膝をつくか、血を吐いて倒れ伏すかの二択だろう。

だが、腹にWiiを仕込んでいたとしたら?

Wiiは二階から落としても欠けが生じたのみだったという逸話が残るほどの強度を持つ。

最強と謡われるGCと肩を並べるほどの強度。

それらがぶつかった時、果たしてGCが無事でいられる保証があるだろうか?

当然、武器としてもその強度は存分に活かせるだろう。

武器としてだけでなく、防具としてのWii。

新たな可能性はそこにある。

また、飛び道具のTier2も見逃せない。

例えば先の項目で挙げたニンテンドーDS

GBが強すぎる故に能力が霞むが、こちらも十分に強力な武器といえよう。

タッチペンによる剣術も見逃せないところだ。

その他にも強力なゲーム機は多数ある。

君だけの最強武器を見つけてほしい。

おわりに

なんだかよく分からなくなってきた為、一旦ここで終了とする。

もちろん、コントローラーが使用可であるかどうかなど、まだまだ議論の余地は大量に残されていることだろう。

諸君さえ良ければ、是非最強武器について語っていただきたい。

なお、

当記事は各ゲーム制作会社、及びゲーム機について非難するものでは一切御座いません。

ゲーム機は人を殴る為に存在しているものではありません。

機械は正しい使用法を守って遊びましょう。

もしムカつく奴がいた場合、ゲーム機で殴るのではなく、ゲームで勝負を挑んで殴るのがおすすめです。

いいなと思ったら応援しよう!