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お前はもう死んでいる

「北斗の拳」原作者である武論尊の自伝風実録ノベル「お前はもう死んでいる?」を読む。

内容は別にして、最後のあとがきが印象に残った。

そこでは作者の過ぎ去った過去の心象風景が語られていた。

貧しかった少年時代、漫画原作者としてのデビュー時代、仲間たちとの出会いと別れ。

そういった濃密な時間が時代に名を残す作品の原動力となったことが偲ばれた。

武論尊(史村翔)の原作漫画は「北斗の拳」は勿論、「サンクチュアリ」「パッパカパー」もよかったなあ。

こうして、武論尊の作品を見てみると、男たちの友情がどれも際立って、心に残るものが多いことに気付く。

本書にも、武論尊自身、半生を振りかえり、本宮ひろしをはじめとする並々ならぬ仲間たちへの思いが綴られていた。

フィクションであろうとも、作品はあらためて作者を映し出す鏡であることを再認。

他の武論尊作品と久しぶりに再読してみようと思う。

うちよせるなみをひねもすながめてはうかびきえゆくともへのおもひ




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ぴんぱ
人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光りあれ。