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チリンのすず

『チリンのすず』 やなせたかし フレーベル館(1978/10)

アンパンマンの作者、やなせたかしの絵本の最高傑作ではなかろうか。
子羊、チリンの成長の物語であるのだが、やがて、チリンの師となる狼のウォーとの関係がなんとも切ない。
また、成長したチリンの姿も。
アンパンマンと同時に子供たちに読み聞かせたい物語であった。


『さよならジャンボ』 やなせたかし フレーベル館(1987/03)

「チリンのすず」と同時に読んでいたのが本書。
こちらはやなせたかしの予言の書ではなかろうか。
西の大国と東の大国に挟まれた平和な小さな国が戦争に巻き込まれてゆくという物語なのだが、物語の最期、ジャンボのいた小国に、とうとう待ち望んだ平和が訪れる。
未来の子ども達のためにも、そうであってほしいと心から願わずにはいられない。


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ぴんぱ
人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光りあれ。