Google ClassroomをGoogle Apps Scriptで自動化する 基礎編
Google ClassroomをGoogle Apps Scriptで自動化しましょう。
クラスルームの準備は大変
クラスルームを授業で使い始めて何年か経ちました。便利に使っていますが、大変なのがクラスルームの準備。もう少し効率的にできないものかと毎年悩まされていました。
例えば課題の作成で、どれだけの数「作成」ボタンから課題を作成しなくてはならないのか、どれだけ「投稿の再利用」の操作をしなくてはならないのか、どれだけ課題をドラッグして並べ替えなくてはいけないか、など挙げればキリがありません。
さらに、複数のクラスのクラスルームが必要な場合、一つ作成したものをコピーすれば良さそうなものですが、クラスごとに内容を修正するなど手直しする点も多くあり、決して効率的とは言えません。
添付するファィルやリンクにも気を遣い、管理する上での限界を感じていました。クラスルームをお使いの方ならば、思い当たるところがあるのではないでしょうか。
ならば、と一念発起して何年かかかって習得したのが、Google Apps Scriptという、いわゆるスクリプトを使ってクラスルームを操作する方法です。
Apps Scriptとは
Google Apps Scriptとは文字通りGoogleが提供しているもので
、GmailやGoogle Drive、スプレッドシートなどGoogleのアプリを操作することのできるツールです。
クラスルームも例外ではなく、クラスルームの画面で手動で操作することが、ほぼスクリプトで実行できます。ウソのようですが一度もクラスルームを開かなくても、クラスルームの準備が完了してしまうようなパワフルなツールです。
基礎編の目標
この基礎編では、Apps Scriptを使って、クラスルームの作成、トピックや課題、資料の作成、メンバーの登録などの方法をご紹介していきます。
実務に活用できる基礎的な知識を学んでいただくため、できるだけシンプルなスクリプトを書いて説明していきます。
私も最初は、「スクリプトを準備しているうちに、手動でやったら終わっているよね」という矛盾を抱えながら、本当に効率的なのか疑心暗鬼になることもありました。しかし、手動でやる方法とは異なる、自動化なりの方法があることに思いが至った時、もう手動には戻れないことを確信しました。
ぜひ、チャレンジしていただいて、皆様の仕事の効率化、勤務時間の短縮の一助になればと願っております。
目次
基礎編の内容です。随時更新します。
これまでに、同じく授業で利用しているMicrosoft TeamsをPowerShellで管理する方法というのも書いています。
使っている方がいらっしゃいましたら、この機会にぜひご一読ください。