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人生邂逅 ・まなび編 ◆日常から -21

「朋あり遠方より来る、また楽しからずや。」  


先週、4年ぶりでかつての同僚と再会しました。

大阪に日帰り出張があるので、少しでも会えないかと連絡があり、即答。
新大阪駅で、ほんの1時間半ほどでしたが、充実した時間を過ごせました。

このかたとは、元の職場で新オフィスをゼロから立ち上げた仲間です。

結局は、1年弱のお付き合いでしたが、ご一緒したときは、ほとんどすべてが手探り状態
ないものだらけの中で、とにもかくにもやるっきゃない。

ふたりで頭をひねりあいながら、なんとか前に進めていく毎日でした。

それでも、
やればやっただけのものが形として残っていく様を体験できたのは、とても爽快充実した時間でもありました。

それもあってか、このかたの最終出社日の挨拶では、不覚にも涙を見せてしまいました。

派遣社員として入社してもらっていたのですが、どうしても正社員でありたい。との強い願望があり、転職の道を選択されたのです。

その後も、連絡は取り合ったり、わたしが在京の折は何度かお会いしたこともあります。
転職後の様子もお聞きし、相談にも乗らせて頂いてはいましたが、なかなか想いを叶えることはできず、何度か転職を繰り返されていたようでした。


この日も、お会いするまではこのことが引っかかっており、複雑な心境でした。

しかし、新大阪駅のカフェ風居酒屋で話し始めてすぐに感じました。
充実感からくる生き生き度がこちらに伝わってくるのです。

思い切って、「今の仕事はどうですか?」と、尋ねてみました。
すると、「なんとか派遣から正社員になれました。」とのこと。

仕事の内容も、総務にとどまらず、企画業務も兼務することになったとか。

こころから、「よく頑張りましたね! おめでとう!」 が口をついて出てきました。

あれから、7年間。
自分のを決して諦めず、追い求めてきた執念の勝利でしょう。

もちろん、正社員になれたことの嬉しさはありますが、
それにもまして、ご自身の仕事ぶりや能力を正しく評価され、その結果が待遇に反映されたことが、何よりもうれしく充実感となっているのではないでしょうか。

わずが1時間半でしたが、ほんとうに心地よい時間を過ごさせてもらいました。


応援していた人が、幸せになる。

   久々に、”生涯一応援団” の座右の銘を再確認した次第です。


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