第6話 羨望
話は少し戻る。
Twitterの「"いいね"の数」と
「表示回数」に浮かれていた私は
この喜びを彼女に伝えたくて
夜、連絡して
たまたま彼女も時間が空いているということで
次の日、直接会いに青森市へ。
(そうそう、私このくらいフッ軽だったよな
と、気づく)
オープンまで1ヵ月をきって
彼女もいろいろ考えることや
悩んでることがあって大変そうだった。
でも、マインドは変わらない。
そして直接会って、意見を聞きながらの
ポスターづくりは、とってもスムーズだった。
やっぱり、直接聞く声色
言葉やしぐさで
「あ、こっちがいいんだな。」とか
「あ、納得してないな。」とか
瞬時にわかる。
夕方まで粘りに粘って
後は、お互いそれぞれの場所で帰ってからの作業。
フォルダにはたくさんのたこ焼きの写真。
カピリナのロゴとイラストは
おはるさんデザインです。
彼女に「こういうのがいい!!」
と、渡された画像を元に作成したり
彼女のラフ画を元に作成して
2人で満足のいくポスターが仕上がって
ホントに嬉しかった。
達成感と、彼女の喜ぶ顔に
めちゃめちゃ救われた。
デザインは彼女。
技術提供は私。
私は自分の技術が
少しでも彼女の役にたてたことで
自信を取り戻していった。
彼女にSHElikesのことを伝える。
「何それ、いいじゃん。
うち、Twitterやらないから分からないけど
すごいね!!
自分らしく、楽しい人生なら最高じゃん!
やる人やらない人の違いは気持ちの他に
行動力だよね。」
私の行動に肯定して
毎回背中を押してくれる。
そしてこの言葉。
「行動力」
私もそう思う。
実行して尚更そう思う。
冬眠していた自分が少しずつ
起き始める。
そんな中での
SHElikesコミュニティイベント参加。
イベントのバナーデザインや
背景画像、見やすく分かりやすいスライド
レベルが高くて圧倒された。
と、同時に悲観することなく
楽しんでいる自分もいた。
尊敬と羨望。
みんながまぶしかった。
コミュニティに参加したことで
新たな輪が生まれた。
「行動する」ことで
私の世界に色を取り戻した。
つづく。
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