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#6「無い物ねだり」から「あるものだけ思考へ」

ジブン株式会社ビジネススクール🏫
第6回のテーマはABCD(asset based community development)というフレームワークについて。今回はcommunityをcareerにして、ジブン株式会社の尖りの部分(強み)について考えてみます💭

そもそも「あるものだけ思考」とは

これまでのランチェスター戦略やクロスオーバー戦略など、これらを考える上でもまず自分の中にあるもの、既に持っているものは何か、そこが把握できていないと戦略を立てられませんし、ないものねだりをしたところでないものはないのでどうしようもありません。
しかし人間と言うものは自分にないものには目が行きやすくなりますし、どうしても欲しくなる…そんな気持ちがあるかと思います。
そうならないためにも、また、現実的で有意義な答えを探すためにも、会議や話し合い、ワークショップなどの場面では、あるものだけ思考という縛りを作っておくことがとても重要であるということです。

「あるものだけ思考」で縛ったあとは…

今「あるもの(asset)」を把握できたあとは、それを元に(base)、どう差別化してキャリア経営に活用できるのか、「あるもの」と「あるもの」をどう掛け合わせればより良いものができるのか(career development)…戦略を練っていくわけですが、良い戦略を練るために重要になるのは様々な角度や視点から「あるもの」を見ることができるかどうかにあると考えます。
というのも経験や知見が豊富で「あるもの」をどう活かせるのか多角的に見て効果的な活用法を見出せれば世話無いですが、固定観念を知らず知らずのうちに持っていたり一定の視点からしか見えなかったりすると、「あるもの」を尖らせてジブン株式会社経営の強みとすることができません。
例えば、「私の公務員として10年以上勤めた経験」というassetを、私自身は活用する術をあまり思い付きませんでしたが、公務員でない人からするとその実態について結構興味を持っていることがあることを最近知り、自分の視点だけでなく、他者の視点や考えからヒントを得るというのもときにはアリだなと痛感しました🧐

平均を目指して弱点克服ばかりではつまらない

学生時代、得意科目をさらに伸ばすというよりは、不得意科目をいかになくしてバランス良く点を取るかにみなさんも努力したことがあるんじゃないでしょうか?
もちろんバランス良く知識を得ることは大切かもしれませんが、ジブン株式会社経営においては、自分に足りないものや不得意な分野だけを頑張っても、ないものねだりと同じであり、元々不得意であるがゆえに自分の尖り(強み)はより生まれにくい…
むしろ元々の強みをさらに伸ばすことにフォーカスした方がジブン株式会社を経営していくポイントであると言えます。

経済は神の見えざる手、経営は人間の見える手

このノートを書いているうちに9月も終わりました。。。
今月は弱者の戦略についていくつかのフレームワークを学ぶことができたのと同時に、とりあえずはアウトプットとしてnoteでの発信をスタートできたことは自分として大収穫だったと思います。
あとは実践を日々繰り返していくのみかと思いますが、木下氏が9月最後のチャプターの中で「経済は神の見えざる手によるため人間がコントロールできないものだが、経営は人間の手によるものでありコントロールが効くものである」と言っており、当たり前のことなのかもしれませんが、その当たり前を見失い、戦略が不明瞭なまま突き進むと経営破綻に陥るという流れが理解できたので、戦略を思考し続けることを忘れずに実践を繰り返していこうと思います。

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