自立ということ
Macです🙋♂️
「自立している人」って、どんな人だと思いますか?
・自分の足で立っている人
・自分の生活にかかるお金を、自分で稼げている人
・精神的に安定している人
とかとか、色々な表現ができると思います。
でも、人は生まれた瞬間から(いや、生まれる前の胎児のときから。いや、胎児の前の、、生まれるっていつなんだ?という問いは一旦置いておいて)、「他者依存(※)」でしか生きられません。
※ここでいう「他者」とは、人間だけでなく、食料としていただくあらゆる生命、それを育む地球の土壌、空気、そして「他者」がつくった社会インフラ、交通インフラ、医療インフラ・・・など、自分以外の万物としたいと思います。
そんな私たちが、個人として「自立する」ってどういうことなんでしょう?無理ゲーっぽいですよね。
僕なりの「自立」の定義は、「適切なときに適切に他者を頼り、適切なときに適切に他者から頼られる人」ということだと思っています。やや逆説的ですが、上記の前提を踏まえると、なんとなく矛盾していないように感じていただけるでしょうか。
圧倒的に他者依存でしか生きれない私たちが、健やかに自分の人生を生きるには、「他者に甘えすぎず、かといって独りよがりにもならず」、ちょうど良い塩梅で世の中を生きるってことなのかなと思います。("独りよがり"って、かならず限界がきて他者に迷惑かけたりするので、結局のところ、長期的に見ると他者に甘えていることになりますね)
この「ちょうど良い塩梅」ってのが難しいんですよね〜。
日々、「甘えすぎたー!」とか「甘えなさすぎたー!」とか反省しながら、変わっていく自分と周りの環境のなかで、つどつど「ちょうど良い塩梅」を見極める。
つまり、「自立」は「共生」と表裏(不可分)の関係にあるのではないかと思います。
こんな角度で見ていくと、自他のあいだでの優劣の比較のない、柔らかい世界観で「自立」という言葉に向き合えるような気がします。