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女心と秋の空 軽快に流れては消え 消えては現れて翻弄される。

秋空は面白い。
秋空を例えて「いわし雲」とか「さば雲」とか「うろこ雲」なぞと呼ぶが、今朝の雲は「いわし雲」かな?
そんなことを考えながら歩いていた。
ふと見上げたら西方から黒雲が追いかけている。
あっという間に空一面が灰色に染まっていく。

1時間も経たないうちにポツリポツリと雨が落ちてきた。
急いで洗濯物を取り込む。
夏が過ぎ何もかもが秋めいてくる。
晴れのち曇り、曇りのち雨、午後になると雨のち晴れの天気も、雲と一緒で移ろい易い人の心のようである。

小雨のなか従兄弟の一周忌で寺に行く。
ごくごく身内だけの一周忌だがシンプルでいい。
会食もコロナ禍でやらなかったがこれもこれでいい。
ほんとうに故人のことを偲ぶ方たちが集まって顔を合わせただけだ。
お墓の前でお線香をあげながらそれぞれの近況を語り合って1時間で解散した。

秋は日も短くなってなにかと慌ただしくなる。
今日も一日充実していた。
きっと明日もいい日になるだろう。

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