デジタル・デバイトとボランティア活動のジレンマ。コロナ禍に負けないだけの動機づけが欲しいんだけれど…
わたしは卯年生まれの、血液型O型人間です。
さびしがり屋で孤独に弱く、人間大好き人間です。
弱っちいウサギですが、好奇心旺盛で走り出すと止まりません。
そんなウサギにもたくさんの仲間がいます。
ところが新型コロナウィルスまん延のせいで遠方の仲間と集まることができなくなりました。第6波のオミクロンで近距離での集まりにも制約が出始めました。
とても寂しく思いますし、最近では休止しているグループの再開ができるかどうか不安にも思えてきました。
遊び仲間はまぁいいとしても、ボランティアグループの陰りが心配です。ボランティアは報酬目当てではありませんから、仕事と違い無理に活動することはありません。
報酬を手にしないかわりになにを得るのか…。
まさにボランティア活動そのものから得る満足感です。
あるいは自己の成長であり、なによりも挑戦の機会です。
参加している某ボランティア団体でのことです。
活動のために定期的に行われていた教育活動も中止されました。
教育活動の停滞はじわじわと団体の力を弱めていきます。
もうすでにその兆候も表れ始めました。
朝刊記事に「学力低下で2000兆円損失」がありました。
新型コロナウィルス禍の学校閉鎖などによる損失の世界銀行の試算です。
生徒らの生涯収入が減り、世界全体で17兆ドル(約2000兆円)損失
世界の国内総生産(GDP)の14%に相当
コロナ危機で16億人以上が学校閉鎖の影響
2020年時点の試算から損失額拡大。学習危機が長期化
オンライン授業を受けられる先進国でも学習機会の減少による損失は大きいとしていますが、中低所得国や低所得世帯での損失は際立って大きいとしています。
世界銀行がユニセフなどと共同で試算した結果ですが、この問題は児童に限らず広範な範囲に及ぶものと考えられます。それはボランティア団体にも及ぶものと思います。
コロナ禍がなくともデジタル・デバイド(情報格差)は大きな問題になりつつありました。デジタル・デバイドとは、インターネットなどの情報通信技術を使える人と使えない人との間に生ずる格差のことです。
それは国際間にもあるし、同じ国でも地域間にもあるし、同じ地域でも個人間や集団間にも存在します。
情報を得られない人々のことを「情報弱者」と呼びますが、高齢者ほどその谷間に落ちていきます。
どちらかといえば活躍しているボランティアは現役をリタイアした方や、主婦層に多く見られます。
なんとかLINEまではつなげられますが、ZOOMミーティングとなると追いついてこられません。その壁を突破すべく「ZOOM研究会」を立ち上げていきたいと考えましたが、これもデジタル・デバイトの壁が厚くて苦労しています。
社会全体の仕組みとしてなにか考えたり、高齢者用の格安で簡略なスマホやタブレットの開発にも期待したいと思います。
(中国ではそんなスマホがどんな僻地にもどんな高齢者にも行き渡っているとバックパッカーから聞いたことがありますが本当なのでしょうか?)