とあるプリキュア論について、私のスタンスと反論 その4

《※2024年2月10日 主張はそのまま、大幅な加筆修正あり。事情は以下の記事にあります。
書き直す前に頂いた「スキ」の数:11》

長年のプリキュアファン、KLPです。

今回の記事は舞台版プリキュアについて書いていきます。
毎度繰り返しますが、私はひろプリのキュアウィングのような男の子プリキュア、及びデパプリのブラックペッパーのような男性キャラを容認する立場です。

※ひろプリについての普通のレビューはこちらをどうぞ


舞台版プリキュアについて

ひと月ほど前、舞台版プリキュアとして「『Dancing☆Starプリキュア』The Stage」の上演決定が発表されました(以下、通称の「ぼくプリ」を使います)。
全員男の子のプリキュアのチームということで、ひろプリのキュアウィング以上に物議を醸しています。

今さら記事にするのかと思われるかもしれませんが、発表直後の頃は以前投稿した記事をまとめていて、様々な事情から、話が出たばかりのぼくプリに言及することは避けました。ぼくプリはこれから詳報、実際の上演と続くので、まだまだ話題になる時期はあると思います。

ブラペやウィングを批判する人たちが、このぼくプリをどう言っているかは、ここに書くまでもないでしょう。男の子プリキュアについての私の意見は前回記事に書いた通りですし、ぼくプリそのものへの批判はこの記事で反論したい部分ではないので、直接言及はしません。

私はぼくプリについては、今のところ、いいとも悪いとも思っていません。
男の子プリキュアは容認していますが、ウィング登場から間もなく男の子だけのチームを作るとは思わなかったので、驚いたのは事実です。

ただ、テレビで放送している女児向けアニメとは明らかに別枠ですし、テレビシリーズのこれまでのセオリーを絡めてどうこう言うのは、ウィングの議論におけるそれ以上に無意味かもしれないとも思います。

キュアウィング擁護派は舞台版を歓迎すべきか?

世間の反応を見ると、ぼくプリはキュアウィングの登場よりも賛否の否が目立ちます。つまり、ウィングは許せても、ぼくプリは受け入れられない、という人が少なからずいるわけです。

そして男の子プリキュア批判派の一部は、ぼくプリに難色を示しているウィング擁護派を嬉々としてあげつらっています。
どうやら一部の批判派の中には、「ウィング擁護派がぼくプリを受け入れないのは一貫性がない、ダブルスタンダードだ」という論調があるようです。

私からすると何処がダブルスタンダードなのか分からないので、何故そう見なすのか私なりに考えてみたのですが、つまりこの方々は、ウィング擁護派が「男の子なら誰でもいい」とか「公式のやることは絶対」と主張していると思い込んでいたのではないでしょうか。
そういう擁護派もいなくはないにしろ、例えば男の子という部分ではなくキュアウィング個人を気に入ったとか、男の子も受け入れるけど女の子は必ずいてほしいとか、そういう人もいるという発想がないのでしょうね。 

私は「男の子プリキュアの是非は存在そのものではなく扱い方で判断する」という立場なので、今後もしキュアウィングによってプリキュア全体がまずい方向に転がり出すことがあれば、当然批判するでしょう。
ぼくプリも同じです。ぼくプリがプリキュアを名乗るのにふさわしくない作品だと思えば、そう言います。それはダブルスタンダードでも何でもありません。「扱い方で判断する」を一貫しているだけですから。

逆に、ウィング批判派も理屈は一つではないようです。誰もが女性の権利という観点から批判しているわけでもないですし、ブラペとウィングをひと続きに批判するのではなく、どちらか片方だけ容認している人もいます。
そして、初めは批判していたけれど、実際に登場したウィング/ツバサを見て考えを変えた人もたくさん見かけました。まさに「男の子という部分ではなくウィング個人を気に入った」ということです。その人たちには、一部批判派が「逃げ」と切って捨てた公式サイドの工夫がしっくりきたのでしょう。

いろいろ決めつける前に、細やかな部分を見た方がいいと思います。

おまけ

今日はキュアウィング/夕凪ツバサの誕生日です。ちょうどひろプリの放送日に当たりました。
誕生日おめでとうございます。「初めての男の子メンバー」ということを過剰な重荷にせず、プリキュアらしく戦っていると思います。これからもエルちゃんのために頑張って下さい。


「スタンスと反論 その5」はこちら

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