進捗管理こそがマネジャーの一番大事な仕事
部下の生産性を考えたときに、マネジャーがいちばんやらなければならないのは(奥が深い意味での)「進捗管理」のようです。
そう主張するこの本の内容は目から鱗でした。
人は、やりがいのある仕事が前にすすんでいるときに喜びを感じ、生産性の高い状態になることが多くの実証データで証明されている。
そうなると、マネジャーのやることは、
・あなたの仕事は価値のある仕事である(世のため人のためになっている)
・そしていま着々と価値が積み重なっている(進捗している)
という進捗状況のフィードバックをすることになります。
※たとえ小さな進捗でも見出してあげる
なかなか難しいですね。
まず、いま部下がやっていることは「やりがいのある仕事」であると意味付けしなければなりません。
リフレーミングの技術(同じ事象をあらゆる角度から意味付けすること)が必要です。
まえにすすんでいるかどうかは最初の計画が共有されていないとわかりません。さらに単なるタスク進捗ではなく、部下が成長している、最終アウトプットに向けて価値が集積しつづけていることを見出さなければなりません。
もし進捗が滞っていたときは、何が障害になっているかを聞き出し、自分のできそうなサポートを申し出ます。
この本の内容は1on1を語るものではありませんが、なんだか、これこそが1on1の本質のような気がします。
takaでした。