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うちの子愛犬オリジナル時計~オーダーのご紹介

柿食えば、梨も食いたいレ-ザ-星人です。

今回も、前回同様、記念品をオーダ-頂いた際のきっかけから
デザイン、製作、納品、評価いただくまでの一例をご紹介いたします。

今回ご紹介いたしますのは、京都府にお住いのK様。
尚、今回はK様のご厚意により、お許しをいただきご紹介です。

竹千代ちゃんとMOCAちゃん

注文品は、愛犬2匹の画像が含まれたオリジナルの時計

です。
で、ご注文いただきましたきっかけなのですが、これが偶然としか
言いようのないケースで、弊社のネット情報や、宣伝をご覧に
なったというようなことは一切なく、たまたま、弊社の前を
お仕事で数回通られて(しかも車で)チラ見で「うん、なんだここは?」
と興味を持たれたということが発端だったそうです。
それでたまたま、そのお仕事の際に、少し時間ができたので、ちょっと
覗いてみようということで、足を運んでいただいたわけです。

実際、ご来店いただくと、ほとんどの方が、そうなんですが、多種多様な
サンプル展示に関心をお持ちになり、こちらも誠心誠意ご説明に努め
ますので、その結果、ご注文に繋がるかどうかは別として、かなり
よい印象を持ってお帰りいただいております。(と思いたい)
K様におかれましては、当時、京都でご自宅を新築中ということで
それに関して、ご家族と新居を織り交ぜた何らかのメモリアルを
作りたいとお考えの最中で、そのタイミングで弊社の前を通りかかられた
という、さっきも言いましたが、偶然ってあるんですよね!
多様なサンプルをご覧になることで、色々とインスピレ-ションが
沸き、何となくの曖昧なイメ-ジが具体化して、2点のメモリアルを
ご注文いただくお話になりました。

2作品の内1作品は、外構も含めた新居の完成後、玄関前での
家族写真を用いてのメモリアルと言うご要望のため、やや後回しにして
すぐにでも取り掛かれる愛犬の時計をという段取りとなりました。
まずは、愛犬のお写真をいただくところからです。
お一匹様は、堂々とした風格のブルの「竹千代」殿、もうお一匹は
何とも愛らしいトイプ-ドルの「MOCA」殿。

当然ですが、ご本人(ご本犬)の背景には、室内が映り込んでいます。
肖像だけにして、クリ-ンモダンな感じの時計を目指そうと、せっせと
背景消しにいそしみました。

レ-ザ-星人のこだわりの作業手順のヒミツ


写真画像を元にレーザ-彫刻を行うというケ-スが多く、不要か所の削除と言うのが結構頻繁な作業となります。
画像処理の基本技術も進んでいて、必要画像のみ切り抜く機能が
あるんですが、境界があいまいな画像の場合、残ったり、消えちゃったりで
そのあとの補修が厄介だったりしますので、一部のクリエ-タ-さんには
馬鹿にされそうですが、アナログっぽい操作でせっせせっせと頑張ります。
画像処理と並行して、全体のデザインをどうしますか?というお話をさせて
頂いておりまして、そのご返事をいただいた時点で全体の作業が進みだします。

ご注文の流れ~


ご来店時に、お話しさせていただいた内容は、頭の中のイメ-ジに比べて
かなり具体的になったとはいえ、いろんなサンプルがごちゃまぜになってる
所もありますので、お犬様画像も含めた最終の全体像と、外周を飾る切り抜きの選択肢形状を見ていただき、その選択肢が決まればGOという感じに。

お犬様のお名前も入れるとの事でしたので「鬼滅の刃」で採用されている
書体で見ていただきそれもご了承いただきました。
後、時計の時刻文字に付きましても何種類か候補を見ていただき、お気に入りの分を選んでいただきました。

クリ-ンモダンというコンセプトですので、お犬様画像と時計周辺及び
外周切り抜き部
は明るめのホワイトオ-ク木目を採用。
最外周とお犬様回りの縁取りには、シックなウォ-ルナット木目で額縁効果を狙い中央の時計針が回転する範囲もそれと同色を配置しました。

また、時計針はセンタ-でアクセントになるため、バックのウォ-ルナット木目に負けないきれいな赤を選択、先細りタイプでなく、中心から先端まで同一幅のシンプルなスクェアタイプのものを採用しました。

時計ユニット自体は、カチカチ音がせず、動きがスム-ズなセイコ-社製の
スイ-プタイプを使用してますので、ちょっと高級感もあるかと。
それから、ハンドメイド時計に多いのですが、針むき出しって言うのは
後々、引っ掛けて曲がったり、それが嫌であんまり飾らなくなったりで
コストは安上がりですが、好きじゃないんで、アクリルカバ-を設けます。
ここでちょっと注意しないといけないのが「静電気」でして、アクリルを
奇麗にしようと、布などでふき取ると、目には見えませんが「静電気様」のお出ましです。
気が付くと微細な埃が付着して、特に内側なんぞに付いちゃうと、折角
ネジ止めしたアクリルを再度取り外し、誇りをはたいて再組立て
「あっ、そうこうしてる間に、別の埃が!」っていつまでも終わらなくなります。完成直前で気が焦りますが、ここは落ち着いて「静電防止スプレ-」でアクリル両面を拭き上げコーティングしないと「完成」って思った瞬間に、たかが埃一つで後悔するはめに!(「怖いですね!恐ろしいですね!」このフレ-ズにピンと来ない人は淀長」で検索/神戸出身の超有名な映画評論家です。)ま、上記の流れの間には、画像の彫刻やら、部材のカットやら、子部品の組み立てやら色々な作業が連続し、最後にアクリルカバ-の固定で完成となります。

で、これで発送できるかと思いきや、時計本体の完成以外にも後工程がありまして

「どう飾るの?」と「壊れないように、どう送るの?」

と言うことです。
あらかじめ時計ユニットに壁掛け用のフックが付いているのですが、ご新居での雰囲気に応じて飾る場所も飾り方も工夫されるということを想定し、飾り台をお付けしますと、当初より、お約束しておりました。
そこで、完成した時計本体とのマッチングも考慮した、飾り台を作成。
壁掛けにも、置きにも自由に対応できるようにしました。
最後は、梱包です。
今回のような完全オリジナル(今までに量産的な製造をしていないという意味)品はそれに見合う梱包箱等、どこにもないわけで(全国の箱屋さん調べてないですけど)「帯に短し襷に長し」状態です。


スタンド組立説明

「ないものは作る」精神

で今回も、搬送中の製品の破損防止を最重要課題とししかも、見栄え的にプレミアム感とワクワク感のある専用梱包箱を設計しました。
(本当は、箱屋さんにオーダ-注文ができるんですが、コストといつできるか?コストの割にありふれたダンボ-ル箱にはあまり魅力を感じず、サイズ的に可能なものは自分で作っちゃおうと!)
しっかりした梱包箱を作りましたので、後は最小限の荷造りでお送りします。

ないものは作る!専用SDGsボックス

喜んでいただけるかどうか?

いつも発送時には、結構ドキドキ物なんですが今回も、そのような気持ちで発送させていただきました。
発送のご案内をメールで送信、お受け取りとご確認をお願いし、後は、ご感想が頂ければと。

さっそくご感想頂きました!

頂きましたご感想が
「家族みんなが気に入って、リビングに飾っています。ありがとうございました。」
と言うことで、作り手として、ホッと胸をなでおろす心持でした。
K様のご新居にわずかながらでも、花を添えることができたのかなと勝手に
思っております。

ご注文主のK様には製品オーダ-のお礼を申し上げますと伴に、本編のように紹介することができる場をお許しいただきましたこと重ねて感謝いたします。

ありがとうございました。

また、このような機会がありましたら、ご紹介させていただく所存です。

梨食えば、栗も喰いたいレ-ザ-星人でした。

HP(https://kobe-lf.com/)
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