ボーボボ作者のエピソードがヤバすぎる!アシスタントは暗殺教室のあの人
ボーボボの作者ってやっぱり変人なの?
作風から破天荒な漫画家を連想される気持ちはわかりますが、そんなことはありません。
実は大変まじめで漫画に誠実な方で有名なのです。
しかし、ボーボボの作者らしくインパクトのあるエピソードがたくさんございます。
【本記事の内容】
・ボーボボの作者 とは
・ボーボボの作者 エピソード
まだご存じない方の為にもいい意味でイメージの変わるエピソードを多数ご紹介致します。
ボーボボ作者 だれ?どんな人?
ボーボボの作者、お名前は澤井先生
まずは澤井先生の基本情報から
【基本情報】
□名前:澤井 啓夫/さわい よしお
□生月:昭和52年3月14日
□出身:愛知県 豊橋市
□身長:179cm
□体重:63kg
□カラオケ:下手
□TV:ドラマ
□担当:相田聡一/あいだ そういち
□アシ:2人
昭和52年生まれ、連載当初は25歳ですね。
ちなみに写真をググると当時の先生…クッソイケメンです。
「(好きな)TV:ドラマ」と書いてある通り、初期のボーボボにはドラマのエッセンスを取り入れた『ラブ・ラビリンス』などが有名ですね。
愛の迷宮(ラブ・ラビリンス)は堂本剛主演ドラマが元ネタだった!
アシスタントは…計算してヒットを飛ばすあの人!?
基本情報にある通り、澤井先生にもアシスタントがいるのですが…
[ネウロ/暗殺教室/逃げ若]とヒット作を連発する松井優征 先生がアシスタントだったのです…!
2巻96ページに登場する、あの有名な『無敵要塞ザイガス』も松井先生が描いたものだそうです。
無敵要塞ザイガスは平和と秩序のシンボルだった!?
『モーニング娘。が全員で松井君の命を襲ってきたらどうする?』
そんな松井先生、インタビューの中で澤井先生の衝撃的なエピソードを披露します。
『四六時中。冗談抜きで24時間、ずっと。徹夜している時も、おかまいなしで』
このように話し始めた松井先生
『澤井先生からどんな無茶ぶりがあったのですか?』
という質問への答えが…
『モーニング娘。が全員で松井君の命を襲ってきたらどうする?』
『もし急にB’zの稲葉になったらどうする』
『向こうも全く同じことをしてきたらどうする?』
『首領パッチエキスを注入されたのか…?』
と思わせる狂気です。発想が自由すぎる…
これを意識が朦朧としている中で答えていた松井先生という構図がもう反則的に面白いです。
澤井先生の漫画に対する姿勢がエモい
ボーボボの作風から、澤井先生の漫画に対するスキルや姿勢を極端に語られることがあります。
「何も考えて描いてない」「センス全振り」「感覚」「めちゃくちゃ」
しかし、ハジけたエピソードの一方、澤井先生の漫画に対する姿勢については考えさせられるものがあります。
『連載はどうするか、毎週の引きをどうするか、澤井先生がとにかく毎週実戦の話を熱く語られる』
『澤井先生の中で完璧に子供向けにするにはどうしたらいいかにめちゃめちゃ集中していったんです』
『アンケートも毎週毎週、担当さんに何度も聞いて一喜一憂されてました』
…いかがでしょうか。
ボーボボのイメージとは乖離した、澤井先生の苦悩が伺えます。
受け継がれる思い
上記で引用させていただいた、松井先生のインタビュー中では「お客さんの為に描く」という言葉が多用されます。
澤井先生の漫画に対する姿勢に少なからず影響を受けているものだと思います。
我々を魅了してくれるボーボボという作品は、1人の、漫画に対する熱い情熱を持った漫画家が残した魂のリレーなのです。
ボーボボ誕生秘話
こんなエピソードを持つ澤井先生ですが、
ボーボボという作品が出来上がるまでにもドラマがあります。
澤井先生『ダンスか鼻毛のどちらかで漫画を描きます』
担当編集「鼻毛にしよう澤井君」
これがボーボボの始まりであることは有名ですが、
ここでは単行本のおまけからボーボボ制作秘話を紹介していきます。
※ちなみにこの担当さん、今は「りぼん」の編集長さん(!?)です
本当は『ハナゲーボ・ボーボボ』だった!?
『ボボボーボ・ボーボボ』という作品タイトル
実は『ハナゲーボ・ボーボボ』が初期案だったらしいのです(!?)
これは「鼻毛がボーボーってわけじゃないか…」となり、変更されたそうなのですが…
「『ボーボボ』だけでよくね?」
という担当さんを電話口で1時間説得したとのこと
この時、隣にいた友人の方がとても白い目で見ていたそうです。
首領パッチの誕生秘話
作品を支える最強ハジリスト 首領パッチ
これは澤井先生のご友人のとある一言から生み出されたものだそうです。
澤井先生が担当からの無茶ぶりを承諾してしまい、後悔していた時のこと
友人がビール片手に突然の来訪
仕事の悩みを抱え込んだ友人の愚痴は止まらず、最後にポツリと…
「ハジけてぇ…」
これに強く共感したところから、ハジけたキャラクターである首領パッチが生まれたのです。
ギャグを生む苦しみ
皆さんは亀ラップをご存じでしょうか。
狂気的なラップを描いた伝説の回なのですが、澤井先生が高熱に苦しみながらネームを作ったのは有名な話です。澤井先生自身も
『自分の中では「よく、こんなの描けたなぁ…』と気に入っています。』
とコメントされています。
澤井先生の魅力
『この頃はギャグが全然出なくなってきていて、すごい苦しかったのを覚えています。』
『でも一生懸命ギャグを考えました。』
『今見ると、よほど苦しかったことがわかる1枚です。担当さんが笑顔でボツにしました♡』
創作をする上での「生みの苦しみ」
ハジけた笑いを提供してくれた澤井先生も大いに悩み、そしてボーボボという作品を完走させたのです。
ボボボーボ・ボーボボという作品の作者は、澤井先生は、笑いを追求した真の表現者の1人であると言えるのではないでしょうか。
まとめ
ボーボボの作者、澤井先生について、いかがだったでしょうか。
破天荒なエピソードの半面、漫画に対して大変誠実な先生だったことが伺えます。
作品を作る上での苦悩、私たち消費者には分かりませんが、リスペクトの気持ちだけは忘れずにしたいですね。
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